掲載日:2024年12月19日

中東研ニューズリポート

カタル、2025年度予算を発表

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 カタルは、2025年度(1月から12月の暦年)予算を発表した。歳入は2024年度予算比2.5%減の1,970億カタルリヤル(541億ドル)と減少する。これに対し歳出は、同4.6%増の2,102億カタルリヤル(577億ドル)と増加する。財政収支は132億カタルリヤル(36億ドル、GDP比1.6%)の赤字で、2020年度以降で初の赤字予算となる。歳入の内訳は、石油ガスなどエネルギー関連収入が1,540億カタルリヤルで78%を占める。関税など非エネルギー収入が22%である。歳出をみると、政府職員の給与が前年度予算比5.5%増加し32%を占める。予算の重点配分分野としては、貿易・産業、開発調査、イノベーション、観光及びデジタル化推進を挙げている。医療や教育といった公共サービスに歳出の20%を割り当てており、政府が国民の福祉を重視していることがわかる。・・・

執筆者

九門 康之

地域・テーマ

カタル

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