中東とエネルギーへのアプローチ

●中東研究センターの成り立ち

 中東研究センターは、2005年4月、財団法人日本エネルギー経済研究所※の一部門として再出発いたしました。合併までに31年間の実績を誇った旧中東経済研究所の事業を発展的に継承し、北アフリカを含む中東諸国を対象に、各国の動向を政治・経済・社会・治安さらにはエネルギー安全保障の観点から多角的に調査研究することを業務とする、わが国随一の専門機関です。

●中東の実情を知る

 中東は、エネルギーや貿易・プラント輸出をはじめとする諸分野で、日本経済と深い係り合いのある地域であり、日々、各国のさまざまな話題が海外及び日本のメディアを賑わしています。その一方で、各国の実相や諸事情の背景については、その重要性に見合うほどには、光が当てられていません。

●私たちの使命

 私たちは、地域に関する専門知識と長年の経験に裏付けられた独自性のある深い分析を通じて、タイムリーに情報や刊行物を提供していく所存です。特に刻一刻と変化する情勢に対応できる体制作りを心がけ、調査研究の成果を機動的に発表し、中東の諸問題やエネルギーに関する資料・情報を、多面的に活用が可能なデータとして提供いたします。

中東研究センターは、これらの特徴的な事業を通じて日本経済の発展に寄与することを目標に掲げています。
皆様におかれましては、引き続き私どもの活動にご理解とご高配を賜りますようお願い申し上げます。

※ 2012年4月、一般財団法人へ移行。