掲載日:2024年10月15日

中東研ニューズリポート

サウジアラビア:イスラエルによる攻撃が迫るなかイランに接近

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 イランがイスラエルに対して弾道ミサイルを使用した大規模攻撃を行った10月1日以降、イスラエルがいつどのような形でイランに報復するかに注目が集まっている。こうした中、サウジアラビアとイランがハイレベルの接触を繰り返している。10月3日にはカタルで「アジア協力対話サミット」というスポーツ外交をテーマにした会合が開催されたが、その傍らでサウジアラビアのフェイサル外相がイランのペゼシュキアーン大統領と会談した。10月9日にはイランのアラーグチー外相がサウジアラビアを訪問し、フェイサル外相だけでなくムハンマド皇太子とも会談した。このように両国のトップレベルの会合が短期間に複数実現しており、双方ともに相手の協力を求めていることがわかる。・・・

執筆者

近藤 重人

カテゴリー

政治, エネルギー

地域・テーマ

イラン, サウジアラビア, 湾岸・GCC

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