エジプト国際長期格付け見通しの下方修正
1月18日、米格付け会社ムーディーズはエジプト国債の長期格付け見通しを「Caa1・安定的」から「Caa1・ネガティブ」へ下方修正した。同社は修正理由として、マクロ経済の厳しい状況と公式・並行為替レートのリバランシングによって、エジプトの信用力低下が今年一杯続くとの見通しを示している。なお、Caa1は、「投機的で安全性が低いとみなされ、信用リスクが極めて高い債務に対する格付け」であり、全9段階の格付けで下から3番目の位置付けである。また、他の主要格付会社も最近は格下げ・下方修正が続いており、S&P社は「B-・安定的」、フィッチ社は「B-・安定的」と評価している。・・・