掲載日:2023年10月10日

中東研ニューズリポート

サウジアラビア:大きく後退した対イスラエル国交正常化交渉

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 パレスチナのハマースなどが10月7日にイスラエルに対して大規模攻撃を行ったことを受け、米国の仲介によって進められてきたサウジアラビアとイスラエルの国交正常化交渉は大きな後退を余儀なくされた。同交渉においてパレスチナ問題は矮小化されてきたが、今回の攻撃によってその重要性が再認識されたからだ。イスラエルが仮に今後ガザ地区に対して大規模な地上作戦を行えば、サウジアラビアの対イスラエル世論はさらに厳しいものになり、国交正常化交渉の前進は望めないだろう。・・・
 

執筆者

近藤 重人

カテゴリー

政治

地域・テーマ

イスラエル, サウジアラビア, 湾岸・GCC, 米国・カナダ

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