掲載日:2023年03月11日

中東研ニューズリポート

中国の仲介によるイラン・サウジ国交正常化合意の含意

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 3月11日付中東研ニューズリポート(近藤重人「サウジアラビアとイランが国交回復へ」)で既報のとおり、3月10日、イランとサウジアラビアは、中国の仲介により国交回復に合意した。イラン、サウジアラビア、中国の3か国が発表した共同声明には、両国間の対話を主催してきたイラクとオマーンへの謝意も盛り込まれているが、イランのメフル通信などの報道によれば、北京での協議に参加したシャムハーニー国家安全保障最高評議会(SNSC)事務局長は合意の発表直前に、イラクのスーダーニー首相と電話で会談し、「イラクが5回にわたるイランとサウジアラビアの対話の場を提供してきたこと」に対し、直接謝意を表明した。一方でイランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は、同10日、イラクに加えカタルおよびオマーンの外相からも、この合意への祝意を伝える電話を受けたと明らかにした。・・・

執筆者

坂梨 祥

カテゴリー

政治

地域・テーマ

イラン, サウジアラビア, 日本・東アジア

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