掲載日:2022年08月19日
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8月15日(イラン時間)深夜、イランはEUが提示した核合意(JCPOA)をめぐる最終案に関する見解を相手方に伝達した。その後17日、シャムハーニー国家安全保障最高評議会(SNSC)事務局長、アブドッラーヒヤーン外相、エスラーミー原子力エネルギー庁長官、およびバーゲリー・キャニー核交渉担当官は国会に赴き、JCPOA再建交渉をめぐる最新の状況に関する報告を行った。これを受け、8月18日には「合意の詳細」とされるものがメディアに流出し、特にイラン側のメディアで盛んに取り上げられている。欧米側の反応を見る限り、リークされた文書は最終合意というよりも、現時点でのイラン側の要望である可能性が高い。しかし、その一部は最終文書にも何らかの形で反映される可能性があり、交渉の一端をうかがい知る手がかりとはなっている。・・・