掲載日:2022年06月09日
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6月8日、ウィーンで開催されていたIAEA理事会は、イランの対応が不十分であるとする非難決議を採択した。これを受けてイランの原子力エネルギー庁(AEOI)はIAEAに対し、イランの濃縮活動をモニターするために設置されているIAEAのオンライン・カメラの運転を一部停止すると通告し、「保障措置の範囲を超える」カメラ2台の運転を停止した。今般採択されたイラン非難決議は、イラン問題の国連安保理への付託を求めるものではない。しかし、この非難決議を受けて、IAEAとイランの対立は深まることになった。・・・