掲載日:2021年04月19日

中東研ニューズリポート

シリア:ポンド安に苦慮するアサド政権とクルドの懸念

こちらの資料は準会員以上の限定となっております。

 シリア中央銀行は4月15日、ポンドの公定レートを1ドル=1256ポンドから2512ポンドに引き下げた。その2日前にはハーゼム・カルフール中銀総裁が解任されている。一昨年から始まった隣国レバノンの経済危機や米国による制裁が闇レートでのポンド暴落を招き、シリア北部でトルコ・リラの流通を加速させる一因ともなっている。国境地帯がトルコ経済圏に組み込まれればクルドの勢力基盤にも影響しかねない。・・・

執筆者

勝又 郁子

カテゴリー

政治, 経済

地域・テーマ

シリア

URL