中東分析・刊行物
リポート
イラン:最高指導者は新大統領を認証
8月3日、イランのハーメネイー最高指導者による、ライースィー新大統領の認証式が行われた。この式典で新大統領は物価の高騰などロウハーニー政権の数々の失策を批判し、状況の速やかな改善を約束した。これに対して最高指導者は、「経済問題の解決には時間がかかる」と指摘し、この問題にはじっくりと取り組むよう、新大統領に呼びかけた。・・・
リポート
シリア:バイデン政権のシリア政策
バイデン米政権が初めてシリア制裁の対象を追加した。いずれも惨殺や拷問など著しい人権侵害が指摘されてきた組織と個人だ。だが人権重視の一点をのぞくとシリア政策について政権の明確な方向性はまだ見えない。・・・
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リポート
リビアの地中海沿岸道路の再開と内政停滞に伴う東西対立の激化
ダバイバ首相を首班とする国民統一政府傘下のリビア軍の代表と、リビア東部に拠点があるハフタル司令官率いるリビア国民軍の代表によって構成される「5+5合同軍事委員会」は、7月30日にリビア西部の首都トリポリと東部の主要都市ベンガジを結ぶ全長1800kmの地中海沿岸道路を再開した。この沿岸道路の再開は、リビア内戦後の国内統一に向けての新たな一歩となったが、内政の停滞が東西対立の激化を招いている。・・・
リポート
オマーン沖でのタンカー攻撃を受けた一連の動き
7月29日夜にオマーン沖で発生した石油タンカーの攻撃を受けて、イスラエルのラピド外相は30日にはラーブ英外相と、31日にはブリンケン米国務長官と電話会談を行った。 同31日、米国務省のプライス報道官は、「米国とイスラエルは英国、ルーマニア、およびその他のパートナー国とともに、本件に関し調査および支援を行い、適切な対応を検討していく」と発表した。・・・
リポート
核合意再建交渉をめぐるイランの見解
7月28日、イランのハーメネイー最高指導者は、核合意再建交渉の「教訓」に関する自らの見解を披露した。これに続き、イランの駐ウィーン代表部大使はインタビューにこたえ、交渉が長引いている理由について語った。8月5日に就任予定のライースィー新大統領は、これらの認識のもとに、米国との間接交渉に臨んでいくと考えられる。・・・
リポート
イラク:首相訪米と米軍戦闘部隊撤退の意味
イラクのカーズィミ首相が米国を訪問しており、7月26日にバイデン米大統領と会談した。首相の訪米は2020年8月以来、約1年ぶりだが、バイデン政権発足後は初である。石油相、外相、貿易相、文化相なども随行した。二国間関係の強化や米国による対イラク支援の継続などを協議する第4回戦略対話も実施された。今回の首脳会談では、バイデン大統領が、米軍駐留問題について「イラクにおける我々の役割は、訓練や支援を続けることだ。・・・
リポート
UAE:ムハンマド・アブダビ皇太子のサウジ訪問
UAEのムハンマド・ビン・ザーイド・アブダビ皇太子が7月19日、サウジアラビアの首都リヤードを公式訪問した。ムハンマド・アブダビ皇太子はムハンマド・ビン・サルマーン・サウジ皇太子と会談し、二国間関係について協議した。最近、UAEとサウジアラビアの間では経済競争やOPEC生産枠をめぐる対立が報じられており、両国間関係の不安定化が懸念されている。・・・
リポート
イラク:PUKのお家騒動
クルドの有力政党PUKの共同議長が対立し、ラフール・ジャンギ共同議長が全権限をバーフェル・タラバーニ共同議長に移譲した。 クルディスタン愛国同盟(PUK)は7月17日、党機構の改善が完了するまで、ラフール・ジャンギ(タラバーニ)共同議長の全権限をバーフェル・タラバーニ共同議長に移譲すると発表した。・・・
リポート
ヨルダン:アブドゥッラー2世国王、バイデン米大統領を公式訪問
7月19日、ヨルダンのアブドゥッラー2世国王はワシントンDCにてバイデン米大統領を公式訪問した。バイデン氏の大統領就任後、同氏と会談を行う最初のアラブ首脳となった。合同記者会見において、バイデン米大統領はヨルダンとの継続的な戦略的関係を確認するとともに、「厳しい地域」における不動の同盟国であると述べ、ヨルダン現体制への支持を改めて示した。・・・
リポート
イラク:バグダードでテロ事件が発生、35名死亡
7月19日午後、バグダード東部のサドル・シティの市場で爆発があり、少なくとも35名が死亡、57名が負傷した。イラクでは20日から犠牲祭の祝日であり、その用意をする買い物客で市場は込み合っており、死傷者には女性や子供も多かった様子である。ISが犯行声明を出した。女性の自爆犯だったとの情報もある。・・・
リポート
OPEC:OPECプラス、2021年8月以降の方針について合意
2021年7月18日、石油輸出機構(OPEC)と非OPECの第19回閣僚級会合(OPECプラス)がウェブ会議の形式で開催され、現在実施している協調減産について、8月以降減産幅を段階的に緩和することが決定された。また、現行の産油国間協調にかかる枠組みを2022年12月まで継続することが合意された。・・・