中東分析・刊行物
リポート
イスラエルとハマース、ガザでの停戦に合意
イスラエルとハマースは1月15日、ガザ地区での3段階からなる停戦と人質解放に合意した。合意通りに進めば、合意は19日に発効し停戦となり、まず4人の人質が解放される。多大な犠牲者、前例のない破壊や人道危機、中東各地に拡大した15カ月以上に及んだガザでの戦闘は終焉を迎える。しかし避難民の帰還、人道危機への対応、恒久的な停戦実現のための第2段階に関する交渉など、合意履行は多くの難しい問題を抱えている。・・・
リポート
イラク:スーダーニ首相が訪英、貿易投資パッケージを発表
1月13日から3日間の予定で、イラクのスーダーニ首相が訪英している。外相や石油相といった大臣やバスラ県知事など大勢が随行しており、ロンドンではスターマー首相、ヒーリー国防長官、チャールズ国王らと会談した。この訪問は当初、2024年に予定されていたが、ガザやレバノンでの戦争の影響で延期されていた。訪問中の14日には、経済、貿易、文化協力などでイギリスとの戦略的パートナーシップを強化したいとのスーダーニ首相の寄稿がDaily Telegraph紙に掲載された。・・・
リポート
パレスチナ:PA治安部隊による武装組織掃討作戦
ガザ戦争と並行して不安定な情勢が続いているヨルダン川西岸で、パレスチナ自治政府(PA)治安部隊が難民キャンプを拠点とするパレスチナ武装勢力への軍事攻撃をすでに1か月半近くも行っている。そうした中、PAを主導するファタハはハマースをイランと結託していると非難しており、両派の対立関係に油を注いでいる。・・・
リポート
サウジアラビア:シリアの新政権を受容
2024年12月8日にシリアでアサド政権が崩壊して1か月あまりが経過した。2023年5月にアサド政権との関係を回復させたサウジアラビアにとって同政権の崩壊は寝耳に水であったが、すぐに新政権を受容する方向で動いており、1月1日には外相などからなる新政権の代表団を受け入れた。本レポートでは、サウジアラビアとシリア新政権の接触とその背景にある考えなどを考察したい。・・・
リポート
レバノン:ジョセフ・アウンが新大統領に選出
レバノン国民議会は1月9日、国軍司令官のジョセフ・アウンを新しい大統領に選出した。2022年10月にミシェル・アウンが大統領を辞任してから2年以上にわたって大統領は空位状態が続いていたが、ようやくその状態が解消することとなった。とはいえ、大統領の持つ権限は限られているほか、宗派毎の権力分有に基づく政治システムに変化はないため、今回の選出がレバノン政治の安定化、経済再建に繋がるのかは未知数である。・・・
リポート
イラク:首相がイランを訪問、シリア情勢をうけて外交に注力
イラクのスーダーニ首相が1月9日にイランを訪問した。議題の中心は両国の経済関係やシリア情勢への対応であった。特にシリア情勢に関連して、昨月のアサド政権崩壊直後からイラク政府は域内外交を活発化している。・・・
2025年 OPEC総会決議
第39回OPEC・非OPEC閣僚会合(2025年5月28日) OPEC及び非OPEC参加国は協力宣言(DoC)において、安定した石油市場を達成し維持するための継続的なコミットメントに照らして、以下のことを決定した: 2016年12月10日に署名され、その後の会合でさらに承認された…