中東分析・刊行物
リポート
イラン:トランプ大統領は停戦の延長と海上封鎖の継続を発表
4月21日、トランプ大統領は、イランとの間で4月7日に成立した2週間の暫定的な停戦について、「パキスタンのムニール陸軍元帥とシャリフ首相の要請を受けて」、「イラン側からの提案が届き、議論に決着がつくまで延長する」と発表した。トランプ大統領は同時に、米軍に対し「海上封鎖の継続」を指示し、停戦の延長はホルムズ海峡の開放にはつながらないことが改めて明らかになった。・・・
リポート
UAE:治安当局がイラン系テロ組織を摘発
UAEの国家治安機構は4月20日、UAE国内でイラン系テロ組織を摘発したと発表し、27名の容疑者の写真を公開した。同機構は、この組織がイランの「ヴェラーヤテ・ファキーフ(法学者の統治)」論と関係しているとして、イランとの関係を指摘した。米国とイランの停戦交渉が行われるなかで、湾岸諸国内ではイランによる報復攻撃を支援した勢力の摘発が進められている。・・・
リポート
イスラエル・レバノン:米国の仲介で10日間の停戦合意が成立(1)
概要 4月16日、トランプ米大統領はイスラエル・レバノン政府間で10日間の停戦が合意されたと自身のSNSに投稿した。その上で米国務省により、現地時間の17日0時より停戦が発効すると明らかにされた。14日に米国仲介で両国の駐米大使がワシントンで協議を行うなど、停戦に向けた取り組みが進められていた(なお、イスラエル、レバノンの主要な高官レベルでの協議は1993年以来のことであった)。ヒズブッラーはこの合意を尊重する姿勢を見せてはいるが、再度の衝突の引き金となり得る要因は多く、また停戦の恒久化に向けた課題も山積しており、今後の見通しは決して楽観できるものではない。・・・
リポート
イスラエル・レバノン:米国の仲介で10日間の停戦合意が成立(2)
前便(イスラエル・レバノン:米国の仲介で10日間の停戦合意が成立(1))では、今回の停戦合意の内容と、それに対するイスラエル・ヒズブッラーの反応を取り上げた。本ニューズリポートでは、この停戦の継続・恒久化に向けた課題と、イラン戦争への影響を含む今後の見通しを論じる。・・・
リポート
サウジアラビア:PIF取締役会が2026~2030年戦略を承認
サウジアラビアのムハンマド皇太子が会長を務める公的投資基金(PIF)の取締役会が4月15日、同基金の2026~2030年戦略を承認した。この戦略の下、PIFは投資を「ビジョン・ポートフォリオ」、「戦略ポートフォリオ」、「財務ポートフォリオ」という3つのポートフォリオに再編し、観光などを含めた6つの競争力のある国内産業を構築しようとしている。それと同時に投資リターンの拡大も掲げており、放漫な投資ではなく、より現実的で堅実な投資をしていこうという姿勢が感じられる。・・・