中東分析・刊行物
リポート
エジプト:内閣改造
内閣改造 7月3日、マドゥブーリー改造内閣が発足した。マドゥブーリー首相を除く全30閣僚中、20人が新任人事となる大幅な内閣改造であった。外相、財務相、国防相など主要閣僚の後退を伴う大幅な刷新である。同日、彼らはスィースィー大統領の前で就任宣誓を行った。また、複数の省の統廃合も実施された。今回の人事を概観すると、目下の経済危機や安全保障環境への悪化への対応に重点を置いたテクノクラート主体の実務型の組閣と評価できよう。
リポート
ガザ戦争:停戦提案をめぐる動きとイスラエル軍内の不満
停戦とイスラエル軍撤退のあり方で立場に隔たり ハマースは7月3日、ガザでの停戦と人質解放のためにバイデン米大統領が5月末に示した提案(6月4日「ガザ戦争:バイデン提案がもたらした新しい状況」参照)に対する回答を、仲介国を通じイスラエルに送った。内容は明らかになっていないが、イスラエル側からは「前向き」「建設的」といった評価が出ている。だが双方の立場の隔たりはまだかなり大きいようだ。イスラエルはハマースの回答を受け、近日中に米国、カタル、エジプトが仲介する間接交渉を続けるかどうかを決定する。・・・
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イラン: 大統領選挙決選投票前の討論会を実施
7月1日および2日の晩に、大統領選挙決選投票(7月5日予定)前の計2回の討論会が開催された。6月28日に実施された第1回投票に際しても計5回の討論会が実施されたが、登壇した6名の立候補者はそれぞれ自身が掲げる政策や意見をただ発表するようなものであった。一方、今回は候補者がペゼシュキアーン候補(改革派)とジャリーリー候補(保守強硬派)の2名に絞られたことで、まさに討論の場となり、双方が声を荒げて激しく意見をぶつけ合う場面も見受けられた。・・・
2024年7月8日 情勢分析報告会 資料
※資料は、講演後に再掲載いたしました。
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イラン:決選投票は核合意賛成派と反対派の対決に
6月29日、イラン内務省は28日に行われた第14期大統領選挙の結果を発表し、決着は7月5日の決選投票まで持ち込されたことを明らかにした。決選投票に駒を進めたのは、第1回投票で首位となった改革派のペゼシュキアーン候補と、2位につけた保守強硬派のジャリーリー候補である。イランの日刊紙『エッテマード』は、6月30日付の1面に、「核合意賛成派と反対派の最終決戦」との見出しを掲げた。・・・
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トルコ:国会会期を延長、税制改正など重要法案を審議
トルコ国会は6月25日、国会会期を延長することを決めた。7月1日に始まる予定だった夏の休会を7月25日にずらし、税制改正などに関する重要法案審議を集中的に行う。・・・
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イラク:国内避難民問題に残る「イスラーム国」の重荷
イラク政府は2024年1月に、国内避難民のキャンプ23カ所を7月30日までに閉鎖すると発表した。避難民の多くは2014~2017年にイラクを席巻した「イスラーム国」(IS)のメンバーを家族や親戚に持つ者で、ISが駆逐された後、地元に戻れず行き場を失ってキャンプ生活を続けている者が多い。イラク政府支配地域の避難民キャンプは2023年4月にすべて閉鎖されており、現在はクルディスタン地域に23のキャンプが残っている。キャンプ閉鎖期限まで約1か月となっているが、帰還は遅々として進んでいない。その背景には帰還先の経済状況の問題と共に、ISという過去に対する社会的問題が存在する。・・・
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イラン:大統領選挙に向けた選挙戦が終了
6月27日(現地時間で)午前8時、イラン内務省に設置された選挙本部は、「選挙戦の終了」を発表した。イランの大統領選挙法では、投票開始(6月28日午前8時)の24時間前に、選挙戦を終了することが定められている。・・・
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イラン:大統領選挙をめぐる世論調査結果が発表
6月28日(金)に第14期大統領選挙が予定されているイランでは、複数の世論調査結果が発表されている。6月9日に護憲評議会が「立候補資格審査」を通過した6名を発表して以降、各候補者は国営テレビを含む様々なメディアで自らの見解を語り、イラン各地で選挙集会を開催してきた。選挙戦も終盤となる6月22~23日にかけて実施された世論調査の結果によれば、現時点では有権者の5割前後が、投票に行くと回答している(注)。また、6名の候補者のうち3名が、支持率を競い合っている。・・・