中東分析・刊行物
イランを専門とする研究員公募のお知らせ
日本エネルギー経済研究所中東研究センターは現代イランの政治・経済・エネルギーの研究員を募集します。詳細はこちら
リポート
サウジアラビア:イエメンのフーシー派による石油施設などへの攻撃
サウジアラビアの各地で3月10日、19・20日、25日の3度にわたり、イエメンのフーシー派によるものと見られる石油施設などへの攻撃が発生している。いずれも被害は小規模に留まっているが、フーシー派は「封鎖打破作戦」と称して一連の攻撃を行った模様である。その一方で湾岸協力会議(GCC)による協議開催に関する報道やフーシー派の停戦宣言など、事態鎮静化を模索する動きも見られるが、現状では両者の立場の乖離は大きく、事態が大きく好転することは考えにくい。・・・
リポート
ロシアのウクライナ侵攻がもたらすエジプト経済への影響
先月から続くロシア軍のウクライナ侵攻は、遠く離れたエジプトにも大きな影響を与えている。・・・
リポート
イラン:核合意再建交渉は中断
ロシア抜きにイラン核合意を再建することは可能だろうか。核合意再建に際し「ロシアの対イラン貿易」が守られることの「書面での保証」を要求したロシアの動きを、ブリンケン国務長官は「JCPOA再建交渉とは無関係」と一蹴した。しかし、3月11日、EUのボレル外交安全保障上級代表は、「外的な要因」を理由とする核協議の一時停止を発表した。翌12日、英独仏3か国の外相は共同声明を発表し、「JCPOA再建交渉を利用しようとする」ロシアの動きを非難した。・・・
リポート
イスラエル大統領、15年ぶりのトルコ訪問
イスラエルのヘルツォグ大統領は3月9,10日の2日間、トルコを訪問し、エルドアン大統領と会談した。両国は10年以上にわたり対立を続けてきたため、イスラエル大統領のトルコ訪問は2007年以来である。イスラエルの大統領は政治的実権を持たない象徴的な存在で、会談に具体性はないが、訪問は両国が和解に向けて踏み出したことを物語っている。・・・
リポート
イラク:エルビルの米領事館付近にイランからミサイル攻撃
3月13日午前1時ごろ、イラク北部のエルビルに複数の弾道ミサイルが飛来した。クルディスタン地域政府の対テロ部隊によると、ミサイルは12発で、イラク国外の東方向、すなわちイランから発射されたとのことである。報道やソーシャルメディアによると、住民が地震かと思うようなかなり大きな爆発音や振動が遠くまで伝わるような、規模の大きな攻撃だった。一方で、民間人の軽傷者が1名出た以外では、死者や重傷者の発生はなかった。・・・
リポート
ISが指導者の死亡と後継者を発表
3月10日、テロ組織「イスラーム国(IS)」のメディア部門「フルカーン」は音声声明をインターネット上に発表し、指導者アブー・イブラヒーム・ハーシミー・クラシー(以下アブー・イブラーヒーム)の死亡を認めた上で、新指導者としてアブルハサン・ハーシミー・クラシー(以下アブルハサン)が就任したことを発表した。・・・
リポート
エジプト:スィースィー大統領のサウジアラビア公式訪問
2022年3月8日、スィースィー大統領はサウジアラビアを公式訪問した。リヤドのキング・ハーリド国際空港に到着したスィースィー大統領は、ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子の出迎えを受けた。スィースィー大統領のサウジアラビア訪問は2019年5月にマッカで開催されたアラブ諸国緊急首脳会議以来である。ラーディー大統領府報道官によると、今般の訪問は「あらゆるレベルにおける2つの兄弟国間の深い関係と絆に基づく」とのこと。・・・
リポート
IAEA事務局長のイラン訪問とロシアからの注文
3月5日のグロッシIAEA事務局長のイラン訪問は、核合意再建に向けた「最後の一歩」となることが期待されていた。グロッシ事務局長は実際に、本訪問に際しイランとの間で抱えてきた「未解決問題」の解消に向けたロードマップに合意し、訪問の成果を誇っている。・・・
リポート
イスラエル:ウクライナ危機で苦慮の「中立」維持
ウクライナ危機への対応にイスラエルが苦慮している。イスラエルはこれまでのとこ「中立」的な立場をとり、ウクライナの度重なる要請にも関わらず兵器供与を断っている。こうした姿勢に批判が出ているが、イスラエルにはシリアにおけるロシアの軍事プレゼンスが重くのしかかっている。・・・