中東分析・刊行物
リポート
拡大するイスラエルの対イラン攻撃・妨害工作(その2)
シリアにおけるIRGCやそれに関係したヒズボッラーなどの民兵組織へのイスラエルによる攻撃は、はるかに頻繁に行われてきた。4月5日から6日にかけても、ダマスカス近郊の兵器庫が攻撃されたと報じられた。イスラエルはこれまで何回か、シリアへの攻撃実行を確認してきた。他方、船舶への攻撃、さらに核開発計画への妨害工作については、否定も肯定もしていない。それでも様々な報道は、イスラエルによることを示している。・・・
リポート
拡大するイスラエルの対イラン攻撃・妨害工作(その1)
米国とイランとの核交渉が開始される中、イスラエルによるとみられるイランへの攻撃や妨害工作が3分野で激しさを増している。シリアにおけるイランに関係した武装勢力への攻撃に加え、イランの船舶に対する攻撃、さらにイラン国内の核開発計画に対する妨害工作である。4月6日にはエリトリア沖の紅海に長期停泊中のイランのイスラーム革命防衛隊(IRGC)に関係しているといわれる船舶が攻撃された。・・・
リポート
イラン:ナタンズの核施設が再度攻撃を受ける
4月11日、イランの原子力エネルギー庁のサーレヒー長官は、中部ナタンズの核施設が破壊活動(サボタージュ)の対象になったことを明らかにし、国際社会と原子力エネルギー機関(IAEA)に対し、この「テロ攻撃」に対処するよう呼びかけた。これに先立ち、同庁のキャマールヴァンディー報道官は、ナタンズ濃縮施設の「電気回路の一部で問題が発生」したものの、人的被害は出ていない、と発表していた。・・・
リポート
イランはウィーンの核協議で「制裁の着実な解除」を求める
4月6日と9日の2日間、ウィーンではイラン核合意(JCPOA)の当事国が合同委員会を開催し、核合意の再建に向けて協議した。会合には参加しなかった米国の代表も別の会場で待機し、欧州連合(EU)の代表から協議の進展状況に関し逐一報告を受けた。・・・
リポート
サウジアラビア:同国初の実用規模の太陽光発電所が開所
サウジアラビアのムハンマド皇太子兼発電・再生可能エネルギーのためのエネルギー・ミックス問題最高委員会議長は4月8日、同国初の実用規模の太陽光発電所であるSakaka IPP(独立系発電事業)の開所を発表した。さらに、7つの新たなプロジェクトのための電力購入契約(PPA)も署名された。・・・
リポート
イスラエル:ネタニヤフ首相が連立協議を開始
イスラエルのリブリン大統領は4月6日、ネタニヤフ首相(リクード党首)を次期首相候補に指名した。これを受けネタニヤフ氏は公式に連立協議を開始した。協議期間は28日間だが、その間に政権を樹立できなかった場合、14日間の期間延長を大統領に要請できる。 ただリブリン大統領が「どの(首相)候補も政権を樹立できる実際的な可能性を持っていない」と述べたように、連立協議の難航は必至とみられている。・・・
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UAE:バラカ原子力発電所、商業運転を開始
2021年4月6日、UAEの連邦原子力公社(Emirates Nuclear Energy Corp、ENEC)は、アブダビで準備が進められているバラカ(Barakah)原子力発電所の1号機が商業運転を開始したことを発表した。 アブダビ首長国の西方、アル=ダフラ地域に所在するバラカ原子力発電所は、湾岸地域初の原子力発電所として2008年より計画が進められてきたものである。同発電所はそれぞれ1400メガワット(MW)の能力を持つ4基の原子炉で構成される。・・・
リポート
ヨルダン:「治安上の理由」で複数の元高官が逮捕、王弟ハムザ王子(前皇太子)は軟禁状態か
ヨルダンの国営通信社「ペトラ」は4月3日に複数の元高官が治安上の理由から逮捕されたと報じた。同日、王弟ハムザ王子(41、前皇太子)がBBCにビデオ映像を提供し、自らが軟禁状態に置かれていることを明らかにした上で、現政府の腐敗、無能と、国内の抑圧状態への非難を述べた。・・・
リポート
イラン:大統領選挙に向けた革命防衛隊の動き
4月3日、革命防衛隊政治局のジャヴァーニー副司令官は、「革命防衛隊は来る大統領選挙において、特定の候補者を支持することはしない」、と述べた。6月18日に予定されているイランの次期大統領選をめぐっては、すでに複数の人物が名乗りを上げるか立候補の可能性が取り沙汰されており、その多くが革命防衛隊の関係者である。・・・
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OPEC:OPECプラス、5月以降の段階的減産緩和に合意
2021年4月1日、石油輸出機構(OPEC)と非OPECの第15回閣僚級会合(OPECプラス)がウェブ会議の形式で開催され、現在実施している協調減産について、5月から7月に減産幅を段階的に緩和することが決定された。OPECプラスは毎月の閣僚級会合で翌月の生産量を協議する仕組みを継続し、各月日量50万バレル(b/d)以下の調整を行うとしている。前回(2021年3月)の会合においてOPECプラスは減産緩和に慎重な姿勢を示したが、今回は需要回復への対応を重視したものと考えられる。・・・
リポート
イラク:2021年度予算法が成立
イラク議会は3月31日、遅れていた2021年度予算法案をようやく可決した(イラクの財政年度は1月開始)。2020年度予算は2019年末に首相が辞任した影響で成立しないままだったので、2年ぶりの予算制定となった。・・・