2026年度第2回特別会員限定情勢分析報告会 資料
※資料は報告会開催までに掲載いたします。
※資料は報告会開催までに掲載いたします。
概容 シリア移行政府のアフマド・シャルア大統領は2026年7月1日付で大統領令143号を発令し、大統領指名枠として選出された人民議会議員70名を発表した。シリア移行政府人民議会は全議席210のうち70議席を大統領指名枠としており、この発表により207議席が決定した(選挙延期となっているスウェイダー県の3議席は空席)。さらに7月6日に第一回人民議会が開催されることが発表された。同議会の任期は30ヶ月で、延長可能。優先事項として法律の更新、労働者、賃金、投資に関する立法の承認がある。・・・
エジプトの財政収支が改善している。2026/27新予算年度(2026年7月1日から2027年6月30日)がスタートした。歳入は4兆548億エジプトポンド(13兆4,213億円)で前年度予算比30%の収入増を計画している。これに対し、歳出は5兆1,764億エジプトポンド(17兆1,338億円)と前年度予算から13%の増加に止まった。財政収支は1兆1,216億エジプトポンドの赤字である。赤字金額の対GDP比率は5.3%と、前年度予算の8.0%から縮小した。・・・
イラン北西部で反体制クルド組織「クルディスタン自由生命党(PJAK)」と革命防衛隊の直接交戦が伝えられている。散発的な衝突はこれまでもあったが、今回の交戦は先週末から連続しており、クルド地域の山間部に限られているものの地域的な広がりもみられる。・・・
イスラエルとレバノンは南レバノンにおける停戦を実現するための「3者枠組み」を締結した。しかしヒズブッラーが受け入れを拒否し、イスラエルも南レバノンから撤退しないとしている。ホルムズ海峡をめぐり米国とイランが再び緊張していることもあり、レバノンでの停戦実現は容易ではない。・・・
6月28日未明、バグダードに多数の装甲車や軍用車が展開し、グリーンゾーン(政府庁舎や大使館、政府高官の公邸などが集中するエリア)が治安部隊によって封鎖された。そこでは夜明けまで、国会議員や政党指導者ら多数の有力者に対する家宅捜索と逮捕が実施された模様である。ザイディ首相は28日の閣議の冒頭で、今回の取締りは第一段階に過ぎず、政府は公的資金の回収のために汚職との闘いを継続すると述べたが、逮捕者の詳細などは明らかにしなかった。・・・
AFPは6月24日、サウジアラビアが湾岸諸国とイランの関係修復のための地域サミットの開催を計画していると報じた。日程はまだ決まっておらず、またこのサミットは現在進行中の米国とイランの交渉とは別物であるという。6月18日にはフェイサル外相が米・イラン覚書後に初めて公に語り、また6月23日から25日にかけては米国のルビオ国務長官がUAE、クウェート、バハレーンを訪問、GCC諸国の外相と会談した。この間にホルムズ海峡を含めたイラン問題に関するサウジアラビアの立場の表明が相次いでいる。・・・
6月22日、米財務省外国資産管理局(OFAC)は、イランを原産地とする原油、石油化学製品、石油製品の生産、輸送、販売を、米東部時間の2026年8月21日午前0時1分まで認める一般許可(General License)を発令した。許可の対象には、これまでの様々な制裁関連規則や大統領令によって制裁対象とされている船舶が関わる取引も含まれる。・・・
2026年6月21日、ラス・ラファン工業都市のガス関連施設で爆発と火災が発生し、この事故でこれまでに13人が死亡、66名が負傷した。事故が起きたのは、QatarEnergy LNGが運営するバルザン地域ガス供給施設で、2025年12月から保守作業のため完全に停止していたが、事故発生の2日前に稼働を再開していた。火災はすでに鎮火しているという。・・・
概容 6月中旬、シリア国内各地で、前政権の暴力の責任を追及する「移行期正義」の履行状況への不満から、抗議活動や前政権の暴力への加担が疑われる人々への襲撃事件が発生した。一部地域では抗議が放火などの破壊行為へと転化し、北西部イドリブ県では「シャッビーハ(武装民兵をはじめとする前政権に与した者)」と目される男性が暴行を受け殺害された。シリア移行政府内務省は、前政権の暴力に対する正義の実現と加担者の処罰は国家が行うべきものと私的制裁への警告を発するとともに、これまでの逮捕件数などの実績を公開した。・・・
リビア東西両議会および首脳評議会(PC)は、2027年2月17日までにリビア全土で国政選挙を実施することで、3議会の議長が合意したと6月18日に発表した。長期にわたって続くリビアの東西分裂を解決する上で大きな前進と評価できる一方、米国主導で行政府の統合を先行して進めようとする動きが並行するなど、国家統合の実現に向けては多くの課題が残る。・・・