中東分析・刊行物
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アサド政権崩壊とトルコの対応
シリアで反政府勢力が首都ダマスカスを掌握しアサド大統領が追放されたことについてトルコのエルドアン大統領は12月11日、「シリアが安寧に向かう扉が開いた」と評価し、「シリアの勇敢な人々」を称えた。シリア内戦でアサド政権と対峙し、長年反政府勢力を支援してきたエルドアン大統領にとって、アサド政権の崩壊は大きな勝利と言える。シリア内戦の戦火を逃れトルコに避難していたシリア難民の帰還もすでに始まっている。一方、トルコはクルド勢力がシリア北部で支配領域を拡大しないよう神経を尖らせている。・・・
2024年度第2回特別会員限定情勢分析報告会 (兼 中東研究センター設立50周年記念国際シンポジウム特別会員限定セッション) 資料
※本報告会は「中東研究センター設立50周年記念国際シンポジウム特別会員限定セッション」を兼ねております。
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シリア:アサド政権崩壊とクルド
アサド政権の崩壊について、自治を行う「シリア北部・東部自治行政部(AANES)」も歓迎の意を表明している。だが、ロシアやイランの影響力が一気に低下して生じる「力の空白」は、トルコによるクルド攻撃に歯止めがかからなくなる危険をはらむ。・・・
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イスラエル:アサド政権崩壊後、ゴラン高原をさらに占領
イスラエル軍、初めて兵力引き離し地帯に進駐 シリアのアサド政権の突然の崩壊を受けて、イスラエル軍はゴラン高原の兵力引き離し地帯(非武装地帯)やシリア側の一部に進駐した。ネタニヤフ首相はダマスカスが陥落した12月8日にゴラン高原を視察し、「(シリアとの停戦)合意は崩壊した。シリア兵は持ち場を放棄した」と述べ、「敵対勢力の拠点構築を許さない」とイスラエル軍の進駐を正当化した。・・・
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シリア:アサド政権崩壊。反体制諸派が首都ダマスカスを制圧
概要 2024年12月8日(日)、反体制諸派によって構成された軍事作戦管理部はシリアの首都ダマスカスに入り、アサド政権打倒を宣言した。反体制諸派のシャーム解放機構の指導者アフマド・シャルア(別名アフマド・ジャウラーニー)は同日ダマスカスに入り、シリア中央銀行、シリア国営TVは軍事作戦管理部に制圧され、その管理下に入った。軍事作戦管理部はダマスカスで午後4時から午前5時までの外出禁止令を出している。・・・
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アサド政権の崩壊とイランの反応
12月8日のアサド政権の崩壊は、イランでも大きな衝撃をもって受け止められている。イランにとってシリアのアサド政権は、米国とイスラエルに対抗する「抵抗の枢軸」における同盟相手であり、レバノンのヒズブッラーを筆頭とする各地の抵抗勢力支援にあたっての拠点でもあった。従って、アサド政権の崩壊は、イランにとって同盟国の喪失と、イスラエルによる一連の攻撃で大幅に弱体化したヒズブッラー再建のための補給路の途絶を意味する。しかし、この事態への対応をめぐるイラン指導部の見解は割れている模様である。・・・
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イラク:シリアのアサド政権崩壊の影響
シリアのアサド政権は、イラクにとって、紆余曲折を経ながらも近年は友好国の一つであった。その政権が突然に崩壊し、イラク政府が「テロリスト」とみなすHTS(シャーム解放機構)が政権を握りつつあることは、イラクにとって大きな懸念材料である。とりわけ、イラクではその脅威がかなり低減しつつあるISなどのイスラーム過激派が、シリアで再び勢力を拡大させ、イラクへの「不安定化の波及」につながるのではないかという恐れがある。・・・
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OPECプラス、2026年末までの減産に合意、自主減産緩和の開始を3か月後ろ倒し
2024年12月5日、OPEC(石油輸出国機構)プラス(以下OPEC+)の第38回閣僚会合(以下会合)が開催され、2026年末までの減産に合意した。また、8か国(サウジアラビア、ロシア、イラク、UAE、クウェート、カザフスタン、アルジェリア、オマーン)による自主減産緩和の開始を2025年4月からに後ろ倒しすることを決定した。・・・
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GCC:第45回GCC首脳会議がクウェートで開催
第45回GCC首脳会議が12月1日にクウェートで開催された。今回の首脳会議には、議長国であるクウェートのミシュアル・アル=アフマド首長を筆頭に、UAEのマンスール・ビン・ザーイド副大統領兼副首相兼大統領府相、バハレーンのサルマーン・ビン・ハマド皇太子兼首相、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子兼首相、オマーンのファハド・ビン・マフムード副首相、カタルのタミーム・ビン・ハマド首長が参加した。ガザを中心とする地域情勢の悪化が続くなか、GCC諸国は地域政策に対する足並みを揃えようと苦心している。・・・
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シリア:反体制武装勢力諸派がシリア北部イドリブ県・アレッポ県に進攻。アレッポ市街の7割を制圧か
概要 シリア北西部を拠点とする反体制(反アサド政権)諸派が11月27日(水)早朝から軍事作戦「侵略抑止作戦」を開始し、11月29日(金)にはシリア北部のアレッポ市街に入った。アレッポ市は首都ダマスカスに次ぐシリア第二の都市である。・・・
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イラク:民兵によるイスラエルへの無人機攻撃が沈静化
9月後半からレバノン情勢が急速に悪化したことをうけて、民兵組織の集合体である「イラクのイスラーム抵抗」によるイスラエルへの無人機攻撃が活発化していた。その後、イスラエルとイラクの攻撃の応酬で死者が発生したり、イスラエルがイランを直接攻撃したりするなど、緊張の高い状態が続いていたが、11月18日にイスラエルが国連安保理に書簡を提出したことを受けて、イラクからイスラエルへの攻撃が沈静化しつつある。・・・
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トルコ・オマーン首脳会談
11月28日、オマーンのハイサム国王がトルコの首都アンカラを訪問し、同国のエルドアン大統領と会談した。エルドアン大統領によれば、オマーン国家元首のトルコ公式訪問は今回が初めて。トルコメディアは「歴史的訪問」と報じている。・・・