リポート
米国による攻撃に対するイランの反応
米国のトランプ大統領は21日、イランの核施設を攻撃したと発表した。トランプ大統領によれば、攻撃対象となったのはイラン中部のフォルドゥ(地下80メートルあまりの場所に核施設が建設されている)、ナタンズ、およびイスファハンの3カ所であり、作戦を遂行した全機が安全に帰還したという。トランプ大統領はそのうえで改めてイランに対し、「平和を築くよう」呼びかけた。・・・
米国のトランプ大統領は21日、イランの核施設を攻撃したと発表した。トランプ大統領によれば、攻撃対象となったのはイラン中部のフォルドゥ(地下80メートルあまりの場所に核施設が建設されている)、ナタンズ、およびイスファハンの3カ所であり、作戦を遂行した全機が安全に帰還したという。トランプ大統領はそのうえで改めてイランに対し、「平和を築くよう」呼びかけた。・・・
イスラエルによるイラン攻撃開始から6月20日で1週間が経ち、首都テヘランを中心に市民生活に深刻な影響が出始めている。イラン国内メディアの報道と現地からの報告をもとに現時点での状況をまとめる。・・・
前編「イスラエルによる攻撃の市民生活への影響(1)」で取り上げ切れなかった内容を以下にまとめる。・・・
サウジアラビアは6月13日以降のイスラエルとイランの軍事衝突の趨勢を、固唾を飲んで見守っている。この衝突の火の粉が自国に降りかからないようにすることが同国にとって最も重要であるが、米国やイランの出方次第では、それは必ずしも保証されていない。サウジアラビアは今回の衝突勃発を防ぐ上であまりにも無力であったが、現在も可能な範囲で事態の鎮静化に向けた外交を展開している。・・・
6月13日に始まったイスラエルによるイラン攻撃から3日が経ち、両国は事実上の交戦状態に入っている。これまで要人殺害や核施設への攻撃を繰り返してきたイスラエルは14日、初めてイラン各地の石油・ガス関連施設を標的とする攻撃を行った。エネルギー等インフラに関わる施設の破壊は市民生活に直接的な影響を及ぼす可能性がある。・・・
6月13日に発生したイスラエルによるイランへの攻撃は、イラクにも大きな影響を与えることが避けられない。すでに空港が閉鎖されており、現時点では再開の目処が立っていない。今後予想されるイランの反撃とともに、イラクのシーア派民の行動も注目される。・・・
ナタンツの濃縮施設や革命防衛隊本部などを攻撃 イスラエルは6月13日未明、イランの核施設などを攻撃したと発表した(坂梨祥「【速報】イスラエルはイランを空爆」中東研ニューズリポート2025年6月13日配信参照)。攻撃対象や規模などの全容は明らかになっていないが、これまでのイスラエルやイランからの発言や報道によれば、テヘラン、ナタンツ、イスファハーン、アラーク、ケルマンシャーなどが攻撃されたとされる。またイスラエル軍報道官は声明で、イラン全土の数十の標的に「精密で統合的な先制攻撃」を行ったと述べた。・・・
イラン現地時間の6月13日未明に発生したイスラエルによる対イラン攻撃について、徐々にその全容が明らかになってきた(坂梨祥「【速報】イスラエルはイランを空爆」、立山良司「イランの核施設などへの攻撃:イスラエルの動向を中心に」中東研ニューズリポート2025年6月13日配信参照)。イラン側から報復攻撃として100機のドローンを発射したとする報道もあり、事態のエスカレーションは避けられないだろう。本稿では、イスラエル・イラン衝突の影響を大きく受ける湾岸諸国の反応についてまとめる。・・・
6月13日未明、イスラエルはイランの空爆に踏み切った。イスラエルの政府関係者はイラン・インターナショナルに対し、「今日の攻撃は『イランの軍関係者、および体制幹部の自宅をねらったもの』であった」と語っており、SNS上ではテヘラン北部の集合住宅が炎上する動画も共有されている。・・・
6月12日未明より複数のメディアが、トランプ政権はイラクに駐在する米国人外交官およびバハレーンやクウェートを含む中東諸国からの米軍関係者の「退避を認めた」と報じている。米CBSテレビが「イスラエルがイランに対する作戦を開始する準備を完了した」と報じ、中東地域で緊張が高まる中、「米国政府関係者およびその家族の安全を守る」ことがその目的であるという。・・・
概要 2025年5月13日に米国のドナルド・トランプ大統領は訪問先のサウジアラビアで対シリア制裁解除の方針を明言し、翌14日には非公式ながらシリアのアフマド・シャルア移行政府大統領(以下、シャルア大統領)と会談を行った。トランプ大統領はシャルア大統領に対し、イスラエルとの国交正常化、外国人テロリストをシリアから退去させ、IS(ダーイシュ)の再興阻止のため米国に協力することを提案したと報じられている。トランプ大統領の発言を受け、米国国務省・財務省では対シリア制裁解除を進め、欧州連合(EU)・日本も制裁の解除を開始した。・・・