中東分析・刊行物
リポート
リビア:サイフ・イスラーム・カダフィの死亡
2月3日、リビアのカダフィ元指導者の息子サイフ・イスラームが銃撃され死亡した。政治・治安面への影響は現時点で限定的だが、実行犯や動機が不明であり、今後の展望は不透明である。・・・
リポート
エジプト・トルコ首脳会談
エルドアン大統領のカイロ訪問 2月4日、スィースィー大統領は、エジプトを公式訪問中のエルドアン・トルコ大統領とカイロで首脳会談を行った。エルドアン大統領のエジプト訪問は、昨年10月にシャルム・シェイフで開催された「ガザ和平会議」以来となる。・・・
リポート
ガザ情勢:ラファ検問所再開
「出ても、戻るのは困難」という不安 ガザ地区南部とエジプトとの境界にあるラファ検問所が再開され、治療が必要なガザ住民がエジプトの病院に搬送された。同検問所は2024年5月にイスラエル軍がラファ市に侵攻して以来、閉鎖されていた。今年1月26日に最後の人質の遺体が収容されたことを受け、停戦計画に従って約1年9カ月ぶりに再開された。・・・
リポート
イラン:米・イランが交渉に向け前進か
Axiosは日本時間2日未明、米国当局者の話として、トランプ政権が複数のルートを通じてイランに対し交渉の準備ができている旨を伝えたと報じた。また、2つの地域情報筋の話では、トルコ、エジプト、カタルが、今週後半にアンカラでウィトコフ中東担当特使とイラン高官との会談が行われるよう準備中であるとのことである。ここ数日、その他の報道や関係者らの発言からも、米国とイランが交渉に向け前進しつつあることがうかがえるが、軍事的オプションが消え去ったわけではなく、予断を許さない状況が続いている。・・・
リポート
OPECプラス、3月まで増産を一時停止する方針を維持
2026年2月1日、OPEC(石油輸出国機構)プラス(以下OPEC+)8カ国(サウジアラビア、ロシア、イラク、UAE、クウェート、カザフスタン、アルジェリア、オマーン)はオンライン会合を開催し、2026年3月まで増産を一時停止する方針を再確認した。・・・
リポート
イラン:EUは革命防衛隊をテロ組織に指定
1月29日、欧州連合(EU)はイランのイスラーム革命防衛隊(IRGC)をテロ組織に指定した。EUの外相にあたるカラス外交安全保障上級代表によれば、これによりIRGCは「アルカイダやハマース、イスラーム国(IS)などと同等」の扱いを受けることになる。・・・
リポート
シリア:クルド自治勢力統合合意成立後の動き:相互不信の中の停戦・統合合意
概要 1月18日にSDFが自治機構を委譲しシリア移行政府への統合に合意したことで(勝又郁子「シリア:自治勢力が府支配下へ」中東研ニューズリポート2026年1月20日配信参照)、アフマド・シャルア大統領率いるシリア移行政府は国土統合に向けて前進したが、シリア北東部ではシリア移行政府国防軍(以降、移行政府軍)とクルド系自治勢力が停戦に合意したものの、散発的に停戦違反が報じられるなど目が離せない状況にある。ISメンバーの収容所の管理を巡っては収容者のイラクへの移送が決定され、移行政府軍の包囲によって人道危機に直面しているコバニ(アイン・アラブ)には人道回廊の設置が発表された。両者に深い不信感と敵意がにじむ中、停戦から合意の履行に到達できるか否か楽観はできないが、治安の安定に向けた取り組みが行われつつある。・・・