リポート
リビア:リビア南部における武力衝突の激化
4月上旬、ハリーファ・ハフタル将軍率いる「リビア国民軍(Libyan National Army)」は南部都市サブハの空港や軍事基地を空爆した。また、地上部隊も同時に進軍し、陸空両面からサブハの制圧を試みた。ほぼ同時に、「リビア国民軍」の別の部隊がリビア中央部内陸のジュフラ空軍基…
4月上旬、ハリーファ・ハフタル将軍率いる「リビア国民軍(Libyan National Army)」は南部都市サブハの空港や軍事基地を空爆した。また、地上部隊も同時に進軍し、陸空両面からサブハの制圧を試みた。ほぼ同時に、「リビア国民軍」の別の部隊がリビア中央部内陸のジュフラ空軍基…
エルドアン大統領が5月16日、米ホワイトハウスでトランプ米大統領と初めて会談し、過激派組織「イスラム国」(IS)対策などについて協議した。両首脳はテロ根絶に向けて協力を進めることで一致はしたものの、シリアでISと戦うクルド人勢力に対する米政府の支援をめぐっては議論はまとまらなかっ…
ISのラップトップ爆弾テロに関する情報 トランプ米大統領がロシアのラブロフ外相とキスリャック駐米大使に機密情報を明かしたとされる問題で、情報はイスラエルが米国に提供したとの報道が相次いでいる。5月16日付けのニューヨーク・タイムズ紙(電子版)などが報じた。同紙によれば、イスラエル…
5月16日、ロウハーニ政権で第一副大統領を務めるジャハーンギーリ候補は、選挙戦のために訪問した南部シーラーズの支持者たちを前に、選挙戦から撤退することを発表した。これで現在のところ、5月19日の大統領選挙の候補者は4名まで絞られた。 ジャハーンギーリ候補は当初より、ロウハーニ政権…
5月15日、ガーリバーフ候補は声明を発表し、大統領選からの撤退を表明した。この声明のなかでガーリバーフ氏は全国の支持者たちに対して、「腐敗と非効率を一掃すべく」、選挙では「我々の親愛なる兄弟」であるライースィ師に投票するよう呼び掛けた。 ガーリバーフ氏がなぜ選挙戦からの撤退を決め…
クルディスタン地域政府が米英独の支援を受けてペシュメルガの本格的な改革・再編成に動き出す。歴史的な経緯から党派性を強く残すペシュメルガの統合、近代化、軍用機の導入などが検討されており、実行されれば独立を視野に入れた大規模な改革プロジェクトになりそうだ。 「強く、プロフェッショナル…
S&Pによる格下げ 5月12日、格付け会社Standard & Poor’s(S&P)は、オマーンのソブリン格付けに関するステートメントを発行し、オマーンの長期格付けをBBB-からBB+へと、投資不適格であるジャンクボンド(くず債)にまで引き下げ、見通しを“Negative”で据…
イランでは大統領選挙を4日後の5月19日に控え、候補者たちがイラン各地で熱戦を繰り広げている。現時点で主要な候補は現職のロウハーニ大統領、およびテヘラン市長のガーリバーフ氏、またイマーム・レザー財団総裁のライースィ師の3名に絞られており、投票のゆくえに注目が集まっている。 イラン…
5月2日、UAEアブダビにおいて、リビア国内で対立する政治勢力の首脳が会談を行った。会談に臨んだのは、国際的に承認された「国民合意政府(GNA)」首相のファーイズ・サッラージュと、リビア東部地域を拠点とする軍事組織「リビア国民軍」司令官のハリーファ・ハフタル将軍である。ハフタル将…
トランプ米政権が「イスラム国」と戦うシリア・クルドに対して直接、武器支援を行うことを決めた。「イスラム国」が‘首都’とするラッカ奪還作戦に必要と判断した。シリア・クルドのYPGをテロ組織とみなすトルコは、16-17日にエルドアン大統領が訪米し、トランプ大統領と会談する。 トランプ…
かみ合っていない両首脳の発言 トランプ米大統領は5月3日、ホワイトハウスでアッバス・パレスチナ自治政府(PA)議長と初の首脳会談を行った。3月に行われた電話会談の際に、トランプ大統領がアッバス議長をワシントンに招いたことから実現した。トランプ大統領は2月にイスラエルのネタニヤフ首…
ローマ教皇フランシスコのエジプト訪問 4月28~29日、ローマ教皇フランシスコはカイロを訪問した。ローマ教皇のエジプト訪問は2000年2月にヨハネ・パウロ2世の訪問以来で、約17年ぶりであった。フランシスコ教皇のカイロ滞在は約27時間と短期間であったが、現地報道はこれを歴史的訪問…
1967年休戦ラインに沿った「パレスチナ国家の樹立」に言及 パレスチナのイスラーム組織ハマースは5月1日、「一般原則と政策に関する文書」を発表した。運動目標やパレスチナの地の定義、闘争手段、オスロ合意(暫定自治合意)などについての原則的な立場を示したもので、ハマースの「新憲章」と…
4月25日未明、トルコ軍がシリア北部とイラク北部を空爆した。空爆の場所は、シリア側はトルコ国境に近いハサカ県デリク近郊、イラク側はデリクから150kmほど南に位置する、ニナワ県スィンジャール。シリア北東部のハサカ県はトルコの反政府武装組織PKKの姉妹組織であるYPGが支配しており…
サウジアラビアのサルマーン国王は4月22日、大規模な人事異動、公務員手当の削減撤回を含む44の勅令を発布した。なお、人事異動については多数のため、原則として大臣級のものだけ取り上げる。 政府:大臣級、大使 ・アブドゥルアジーズ・ビン・サルマーン・ビン・アブドゥルアジーズ・アールサ…
4月20日、憲法擁護評議会は5日にわたる審査期間を経て、合計6名の立候補資格を承認し、同20日、内務省選挙実施本部はその6名を発表した(注1)。アフマディネジャード前大統領およびそのもとで第一副大統領を務めていたバガーイ氏は、立候補資格を認められなかった。 憲法擁護評議会が立候補…
ドゥクムでの起工式 2017年4月19日、オマーンのドゥクム経済特区にて、Sino-Oman Industrial City (中国・オマーン工業都市)建設の起工式が、タイムール・ビン・アサド殿下(カブース国王の従兄アサード・ビン・ターリク副首相の長男。父は2017年3月に勅令で…
イランでは4月15日に第12期大統領選挙の立候補登録受付期間が終了し、内務省選挙実施本部の発表によれば、合計で1636名が立候補登録を行った。うち137名は女性であった。 5日間にわたる立候補登録期間は、様々なドラマに満ちたものとなった。12日にはハーメネイ最高指導者から出馬を控…
トルコで4月16日、憲法改正に関する国民投票が実施され、賛成票が僅差で反対票を上回り改憲案が可決された。国営アナトリア通信によると、開票率99.97%時点で賛成は51.41%(2515万票)、反対は48.59%(2376万票)。約5118万人の有権者が投票し、投票率は85%。 改…
教会爆破事件 エジプトでまたもやコプト正教徒を標的とするテロ事件が発生した。4月9日午前、ナイル・デルタ中央に位置するタンター市内のマリギルギス教会において、椅子の下に置かれたとされる爆発物が爆発した。その数時間後には、エジプト第二の都市アレキサンドリア市内のサンマルコ教会で自爆…