リポート
イエメン情勢が急変、UAE原発にミサイル攻撃?
フーシー派とサーリフ前大統領派の衝突 11月29日、イエメンの首都サナアで、同市を事実上占拠していた反政府シーア派勢力フーシー派と同派と同盟関係にあったサーリフ前大統領派のあいだで武力衝突が発生した。前大統領の国民全体会議GPCによると、フーシー派が、GPCの拠点になっているサー…
フーシー派とサーリフ前大統領派の衝突 11月29日、イエメンの首都サナアで、同市を事実上占拠していた反政府シーア派勢力フーシー派と同派と同盟関係にあったサーリフ前大統領派のあいだで武力衝突が発生した。前大統領の国民全体会議GPCによると、フーシー派が、GPCの拠点になっているサー…
サウジアラビアやUAEなどがカタルと断交してから、間もなく半年を迎える。この間、カタルと反カタル陣営は激しい外交的対立を繰り広げており、解決の兆しが見られることはなかった。例年12月に開催されるGCC首脳会議も、カタル危機の影響を受けて日程が早期に決まらなかった。一時は問題が解決…
トルコの銀行による対イラン経済制裁違反を巡る米国での裁判が始まった。昨年3月にマイアミで逮捕されたイラン出身でトルコの国籍も保有する実業家のレザ・ザラブ被告は11月29日から始まった裁判に証人として出廷し、2012年にエルドアン大統領(当時は首相)が制裁回避を目的とするイランとの…
国務省の対応が1週間で変化 パレスチナ解放機構(PLO)の在ワシントン代表部の活動継続をめぐり、米国務省の対応が混乱している。国務省はパレスチナ側に対し11月17日、アッバスPLO議長(パレスチナ自治政府大統領)が9月に国連総会で行った演説で、国際刑事裁判所(ICC)はイスラエル…
ラウダ・モスク襲撃事件 11月24日、北シナイ県のアリーシュ市とビウル・アブド市の間に位置するラウダ村において、武装集団がモスクを襲撃する事件が起こった。エジプト検察当局によると、これまでの犠牲者は235名、負傷者は少なくとも109名に達している。今後、犠牲者が増える可能性もある…
対イラン経済制裁に違反したとして昨年3月にアメリカのマイアミで逮捕された実業家レザ・ザラブ(Reza Zarrab)被告の裁判に注目が集まっている。ザラブ被告はイランからトルコが購入した天然ガスや原油の代金をトルコの国営銀行を通じて金で支払う巨額のマネーロンダリングに関与したとみ…
米CNNは11月14日付の報道で、リビアで行われた「奴隷競売」を撮影したとみられる映像を放送した。映像には、複数のアフリカ系の男性が農場労働者としてアラビア語で競売にかけられ、1,200リビア・ディナール(約800ドル)で落札される様子が映っている。この映像は報道やSNS上で広く…
サウジなどと「情報交換の用意」 イスラエル軍のガディ・エイゼンコット参謀総長は11月16日、サウジアラビアのオンライン・メディア「エラフ」とのインタビューに応じ、イランを「(中東)地域に対する真に最大の脅威」と形容した上で、イランに対抗するためにサウジなど「穏健なアラブ諸国」と情…
サウジアラビアは11月10日、自国民に直ちにレバノンから退避するよう勧告した。クウェートもレバノン在留クウェート人に即時出国を要請し、UAEは自国民のレバノンへの渡航自粛を勧告した。 レバノン情勢については、11月4日にハリーリー首相がサウジアラビアで自身に対する暗殺未遂事件があ…
首都リヤードに向けられた弾道ミサイルを迎撃 サウジアラビアからの報道によると、現地時間11月4日夜、イエメンのシーア派武装勢力フーシー派がサウジアラビアの首都リヤード北東部に向けて弾道ミサイルを発射し、サウジアラビアの防空軍が迎撃した。被害は見られず、またサウジアラビアの航空当局…
閣僚解任 サウジアラビアのサルマーン国王は11月4日、勅令を発布、ムトイブ・ビン・アブダッラー国家警備隊相、アーデル・ファキーフ経済企画相を解任し、それぞれハーリド・ビン・アイヤーフとムハンマド・トワイジェリーを後任にした。また、同時にアブダッラー・スルターン海軍司令官が解任され…
クウェートのサバーフ首長は10月30日、ジャービル・ムバーラク首相と他の閣僚の辞表を受け入れる首長令を発出した。 クウェート国民議会のリヤード・アダサーニー議員とアブドゥルカリーム・カンダリー議員が10月25日、ムハンマド・アブダッラー内閣問題担当国務相兼情報相代行を喚問、彼や彼…
イラク・クルディスタン地域のマスウード・バルザーニ自治政府大統領が10月29日、辞意を表明した。今月いっぱいで大統領の職を退く。しかし、後任の大統領や大統領権限の委譲先は明確にされておらず、今後、クルディスタン内政がどのように展開するのかは予断を許さない。 辞任表明 クルディスタ…
サウジの政府系公的投資基金(PIF)は10月24日から3日間、世界の主要な投資家を招聘して、「未来投資イニシアティブ(Future Investment Initiative)」を開催している。会議には約3500人が参加し、出席者には、JPMorgan、BlackRock、Ray…
2017年に予算ベースで78億ドルの赤字が予想されているオマーンとしては、歳入の7割を占める石油・ガス部門の高付加価値化が、これまで以上に求められており、以下の事例に示されるように、石油化学、石油精製、製品物流の各分野で能力を拡充する方針である。 Liwa Plastics In…
サウジ・イラク首脳会談 イラクのアバーディー首相は10月21日、サウジアラビアの首都リヤードに到着した。同国のサルマーン国王はアバーディー首相とその一行を出迎え、晩餐会を主催した。両首脳は10月22日、サウジ・イラク調整会議(SICC)の設立文書に調印を行なった。サルマーン国王は…
イラク・クルディスタンの独立を問う住民投票が9月25日に実施されてから1ヶ月の間に、イラク北部の情勢が急展開している。住民投票が強行されたことに対する反発は、当初は経済制裁の形で顕在化していたが、10月半ばには軍事攻撃の実施に至り、これまでクルドが単独実効支配していたキルクークを…
ラッカ陥落 シリアの反政府勢力シリア民主軍は10月17日、テロ組織イスラーム国(IS)のシリアにおける拠点だったラッカを陥落させたと発表した。 まだ、100人程度ともいわれる潜伏中の戦闘員の捜索や地雷除去の作業が残っているが、これも近日中に完了の予定という。 ラッカは、2014年…
2014年に「イスラム国」の攻撃を受けてイラク軍が撤退した後、クルド勢力の支配下に置かれてきたキルクーク市内を含む広い範囲が、イラク軍・治安部隊とイランの影響下にある人民動員部隊の支配下に置かれた模様だ。9月25日に実施されたクルドの独立を問う住民投票を白紙撤回するよう迫る連邦政…
ここまではトランプ大統領が語った対イラン政策に関する事実関係と、現時点で想定される影響について整理した。以下は、トランプ政権の対イラン戦略および政策発表に関する評価である。 イランとJCPOAに対する批判の実態 重ねて言うが、トランプ大統領のイラン敵視姿勢は新しいものではない。彼…