リポート
イスラエル:存続に綱渡り状態のベネット政権
イスラエルのベネット政権が綱渡り状態ながら命脈を保っている。5月11日には野党から国会の早期解散法案が出される予定だったが、パレスチナ系政党ラアムがぎりぎりで連立復帰を表明したため、解散法案は上程されなかった。もし法案が成立していれば、イスラエルは2019年以来、5回目の総選挙を迎えるところだった。・・・
イスラエルのベネット政権が綱渡り状態ながら命脈を保っている。5月11日には野党から国会の早期解散法案が出される予定だったが、パレスチナ系政党ラアムがぎりぎりで連立復帰を表明したため、解散法案は上程されなかった。もし法案が成立していれば、イスラエルは2019年以来、5回目の総選挙を迎えるところだった。・・・
5月8日、シリアのアサド大統領はイランを訪問し、ハーメネイー最高指導者およびライースィー大統領と会談した。アサド大統領のイラン訪問は2019年2月以来約3年ぶりのこととなり、今回の訪問も前回と同様、事前発表のない「電撃訪問」であった。・・・
トルコで物価の高騰が続き、市民の生活を直撃している。トルコ統計局が5月5日に発表した2022年4月の消費者物価指数は前年同月比で69.97%上昇し、2002年以来20年ぶりの高い水準となった。前月比では7.25%の伸び。・・・
2022年5月5日、石油輸出国機構(OPEC)と非OPECの第28回閣僚級会合(OPECプラス、以下OPEC+)がオンライン形式で開催され、2022年6月も日量43.2万バレル(b/d)の増産(減産緩和)を継続することが確認された。・・・
5月5日、在イラン・ロシア通商代表部のジガンシン代表は、2021年度のイランとロシアの貿易額は「過去最高の」40億ドルに達したと述べ、両国間の貿易のさらなる拡大への期待を示した。イランのメフル通信によれば、このうちイランの対ロシア輸出は約10億ドル(9.67億ドル)に、対ロシア輸入は30億ドルあまりに上った。・・・
サウジアラビアのサルマーン国王とムハンマド皇太子は4月28日、同国を訪問したトルコのエルドアン大統領をジェッダのサラーム宮殿で迎えた。ムハンマド皇太子は同大統領と会談を行い、二国間関係の発展や最近の地域・国際情勢について意見を交わした。また、サルマーン国王は同大統領を歓迎する夕食会を開催した。同大統領はまた、マッカでウムラ(小巡礼)を行った。同大統領のサウジ訪問は2017年7月以来となった。・・・
リビア石油公社は4月16日から19日にかけ、リビア南西部のエルフィール及びシャララ油田と東部のズエイチナ及びブレガ石油ターミナルについてフォースマジュール(不可抗力)を宣言した。これらの不可抗力宣言は、首都トリポリの国民統一政府を率いるダバイバ首相の退陣を求めるデモ隊が、各地の石油施設に侵入して石油の生産や出荷業務を中断させたために行われた。いずれの地域もリビア東部のベンガジを拠点とするリビア国民軍の強い影響力の下にあるため、バシャガ新首相を支持するハフタル司令官が一連の動きの背後にいると考えられている。・・・
ニネワ県の係争地シンジャール地区でイラク軍と地元の武装組織が衝突し、これまでに市民を含む数人が負傷した。同地域はPKKやトルコ軍、人民動員部隊を巻き込む複雑な軍事環境にあり、「イスラム国」後の復興が遅れている。・・・
サウジアラビアの各地で3月10日、19・20日、25日の3度にわたり、イエメンのフーシー派によるものと見られる石油施設などへの攻撃が発生している。いずれも被害は小規模に留まっているが、フーシー派は「封鎖打破作戦」と称して一連の攻撃を行った模様である。その一方で湾岸協力会議(GCC)による協議開催に関する報道やフーシー派の停戦宣言など、事態鎮静化を模索する動きも見られるが、現状では両者の立場の乖離は大きく、事態が大きく好転することは考えにくい。・・・
先月から続くロシア軍のウクライナ侵攻は、遠く離れたエジプトにも大きな影響を与えている。・・・
ロシア抜きにイラン核合意を再建することは可能だろうか。核合意再建に際し「ロシアの対イラン貿易」が守られることの「書面での保証」を要求したロシアの動きを、ブリンケン国務長官は「JCPOA再建交渉とは無関係」と一蹴した。しかし、3月11日、EUのボレル外交安全保障上級代表は、「外的な要因」を理由とする核協議の一時停止を発表した。翌12日、英独仏3か国の外相は共同声明を発表し、「JCPOA再建交渉を利用しようとする」ロシアの動きを非難した。・・・
イスラエルのヘルツォグ大統領は3月9,10日の2日間、トルコを訪問し、エルドアン大統領と会談した。両国は10年以上にわたり対立を続けてきたため、イスラエル大統領のトルコ訪問は2007年以来である。イスラエルの大統領は政治的実権を持たない象徴的な存在で、会談に具体性はないが、訪問は両国が和解に向けて踏み出したことを物語っている。・・・
3月13日午前1時ごろ、イラク北部のエルビルに複数の弾道ミサイルが飛来した。クルディスタン地域政府の対テロ部隊によると、ミサイルは12発で、イラク国外の東方向、すなわちイランから発射されたとのことである。報道やソーシャルメディアによると、住民が地震かと思うようなかなり大きな爆発音や振動が遠くまで伝わるような、規模の大きな攻撃だった。一方で、民間人の軽傷者が1名出た以外では、死者や重傷者の発生はなかった。・・・
3月10日、テロ組織「イスラーム国(IS)」のメディア部門「フルカーン」は音声声明をインターネット上に発表し、指導者アブー・イブラヒーム・ハーシミー・クラシー(以下アブー・イブラーヒーム)の死亡を認めた上で、新指導者としてアブルハサン・ハーシミー・クラシー(以下アブルハサン)が就任したことを発表した。・・・
2022年3月8日、スィースィー大統領はサウジアラビアを公式訪問した。リヤドのキング・ハーリド国際空港に到着したスィースィー大統領は、ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子の出迎えを受けた。スィースィー大統領のサウジアラビア訪問は2019年5月にマッカで開催されたアラブ諸国緊急首脳会議以来である。ラーディー大統領府報道官によると、今般の訪問は「あらゆるレベルにおける2つの兄弟国間の深い関係と絆に基づく」とのこと。・・・
3月5日のグロッシIAEA事務局長のイラン訪問は、核合意再建に向けた「最後の一歩」となることが期待されていた。グロッシ事務局長は実際に、本訪問に際しイランとの間で抱えてきた「未解決問題」の解消に向けたロードマップに合意し、訪問の成果を誇っている。・・・
2023年6月に予定されている国会・大統領選挙を念頭にこれまで選挙協力を模索してきたトルコの野党6党は2月28日、選挙後に議院内閣制の再導入を目指すことで合意した。野党党首らが首都アンカラで行われた会見で発表した。2018年に導入された実権型大統領制はエルドアン大統領の強権政治と経済不況をもたらしていると主張する野党側は、昨年より体制移行に向けた協議を続けていた。・・・
ウクライナ危機への対応にイスラエルが苦慮している。イスラエルはこれまでのとこ「中立」的な立場をとり、ウクライナの度重なる要請にも関わらず兵器供与を断っている。こうした姿勢に批判が出ているが、イスラエルにはシリアにおけるロシアの軍事プレゼンスが重くのしかかっている。・・・
サウジアラビアのムハンマド皇太子は3月3日、ロシアのプーチン大統領から電話会談を受けた。ウクライナ危機について皇太子は政治的解決に向けた取り組みを支持し、すべての当事者間を仲介する用意があると説明した。また同危機がエネルギー市場に与える影響にも触れ、石油市場の均衡と安定を維持することへの同国の意欲を改めて表明し、OPEC+の合意の維持の重要性を強調した。・・・
2022年3月2日、石油輸出国機構(OPEC)と非OPECの第26回閣僚級会合(OPECプラス)がオンライン形式で開催され、2022年4月の生産について、日量40万バレル(b/d)の増産を行うことが確認された。・・・