リポート
バイデン米大統領、アルカイダの最高指導者ザワーヒリーの殺害を発表
8月1日、米国のバイデン大統領はホワイトハウスで演説を行い、国際テロ組織アルカイダの指導者、アイマン・ザワーヒリーをアフガニスタンにてドローン攻撃で殺害したと発表した。日本時間8月2日(火)15時現在、アルカイダのメディア部門サハーブからは特段の反応は見られていない。・・・
8月1日、米国のバイデン大統領はホワイトハウスで演説を行い、国際テロ組織アルカイダの指導者、アイマン・ザワーヒリーをアフガニスタンにてドローン攻撃で殺害したと発表した。日本時間8月2日(火)15時現在、アルカイダのメディア部門サハーブからは特段の反応は見られていない。・・・
国民議会選挙から10カ月近くが経つが、イラクの組閣交渉は全く先が見通せない状況になっている。議会の第一党だったサドル派の国会議員が6月に一斉辞職した後、ライバルのシーア派政党連合である「調整枠組み」が主導して首相候補を決定し、議会に諮ろうとしていたが、その動きに反対するムクタダ・サドル師が大規模なデモ隊を組織して国民議会を襲撃した。議場の内外でサドル派が座り込みを開始した模様で、国会議長は議会開催の無期限延期を発表した。・・・
サウジアラビアのムハンマド皇太子は7月26日から29日にかけてギリシア、フランスを訪問した。皇太子が欧州を訪問するのは2018年10月のハーショグジー事件以降で初めてのことである。・・・
サウジアラビアのムハンマド皇太子は7月25日、同国北部の新経済都市NEOMで計画中のゼロカーボン都市「The Line」のデザインを発表した。幅200メートル、海面からの高さ500メートル、長さ170kmの直線的な構造物を、紅海沿岸から山岳地帯を経て内陸部の方向に建設する予定である。側面の外壁は全面鏡張りとする。・・・
7月20日、エジプトの原子力発電庁(Nuclear Power Plants Authority, NPPA)はEl Dabaa原子力発電所の建設を開始したと発表した。エジプト初となる同原発に関しては、1月に受注先であるロシアのRosatomが7月にも1号機の建設に着工すると発表していた。地中海沿岸に4基4.8ギガワット(GW)の加圧水型原発を建設する計画であり、2028年以降、順次稼働が開始される予定となっている。・・・
イラク北部で7月20日、トルコ軍の攻撃によって民間人9名が死亡、23名が負傷した。被害者はイラク南部から涼を求めてやってきていた観光客で、死者には1歳の赤ん坊も含まれていた。イラクではこの事件を機に、トルコへの反感が高まっている。・・・
サウジアラビアのフェイサル外相が日本を訪問。7月19日に岸田首相、林外相とそれぞれ会談したほか、都内で記者会見に出席した。・・・
7月19日、トルコのエルドアン大統領とロシアのプーチン大統領はイランを訪問した。両者はともにイランのライースィー大統領およびハーメネイー最高指導者と個別に会談を行い、トルコ・ロシア首脳会談も実施されたほか、イランも加わる三者首脳会談も実施された。バイデン大統領が中東歴訪を果たした直後というタイミングでテヘランにおいて実施された一連の会談は、「米国の意向だけが全てではない」新しい中東地域のあり方を象徴するものとなった。・・・
リビア石油公社の新会長に任命されたベングラダ氏は、7月15日にリビアの全ての油田や石油ターミナルの閉鎖を終わらせると述べており、約60万バレル/日(b/d)に半減したリビアの石油生産が120万b/d前後に回復することへの期待が高まっている。ロシアのウクライナ侵攻に伴う地政学的要因によって世界の石油需給はタイト化し、原油価格はバレル当たり100ドル前後に高騰しているため、リビアの石油生産の回復は国際石油市場の安定化に資することになる。しかし、ベングラダ新会長の誕生は、リビア東部及び南西部に強い影響力を有するハフタル司令官の大胆な方針転換によってもたらされており、リビアの政治及び石油生産の動向は引き続き、楽観視できない状況となっている。・・・
ジェッダ安全保障開発サミット最終声明 7月16日にサウジアラビアのジェッダにおいてGCC6か国、エジプト・ヨルダン・イラク、そして米国の参加で開催されていた「ジェッダ安全保障開発サミット」は最終声明を発出して終了した。・・・
バイデン米大統領は7月13日から16日までの4日間、イスラエル、パレスチナ、さらにサウジアラビアを訪問した。大統領就任後初の中東訪問だった。イスラエルでは、ラピード首相と会談し、「米・イスラエル戦略パートナーシップに関するエルサレム共同宣言」に署名した。またイスラエル、インド、米国、アラブ首長国連邦(UAE)の4か国で構成する「I2U2」の初の首脳会議をバーチャルで行った。15日にはヨルダン川西岸のベツレヘムでパレスチナ自治政府のアッバース大統領と会談し、その後、イスラエルから直接のフライトでサウジアラビアに移動した。・・・
サウジアラビア到着 7月15日、米国のバイデン大統領はサウジアラビアのジェッダに到着した。バイデン大統領の大統領としてのサウジアラビア訪問はこれがはじめて。空港ではハーリド・マッカ州知事、リーマー駐米大使らが出迎えた。サウジアラビアに向かう大統領専用機のなかでサリバン国家安全保障担当大統領補佐官は記者団に対し「(大統領は)中東には中国やロシアが埋める余地はないことを示すつもりだ」と述べた。・・・
6月CPI、前年比78.62%の上昇 トルコでインフレがさらに加速している。トルコ統計局が7月4日に発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比78.62%上昇した。これは伸び率が80.4%だった1998年9月以来、約24年ぶりの水準である。・・・
7月1日(金)夜、リビア東部のエジプトとの国境に近い港町トブルクにおいて暴徒化したデモ隊が代表議会の敷地の塀を建設機械で壊して乱入し、持ち出した書類などを焼くとともに建物に放火した。デモ隊は昨年12月に予定されていたが延期され、未だに実施の目途が立たない大統領・議会選挙の早期実施や東西対立が解決できず、政治及び経済の停滞をもたらしている政治指導者の責任を問い、退陣を求めた。・・・
トルコのボズダー法相は、同国がスウェーデン、フィンランド両国とNATO加盟にかかわる諸問題で合意したことを受け、改めて両国に「テロリスト」の引き渡しを要請すると述べた。北欧2国はNATO加盟に向けて最初の関門を通過したが、「テロリスト」についてトルコとの認識の差が解消したとはいえない。・・・
ラピード外相が首相に就任 イスラエル国会は6月30日、自らを解散する法案を採択した。3年半で5回目となる総選挙は11月1日に予定されている。連立合意に基づき、ヤミナのベネット党首が首相を辞任し、「未来がある」のラピード党首が外相兼任のまま首相に就任した。ベネット氏とラピード氏は6月20日、国会の早期解散に合意していた(6月21日付け「イスラエル:国会解散・総選挙へ」参照)。・・・
2022年6月30日、石油輸出国機構(OPEC)と非OPECの第30回閣僚級会合(OPECプラス、以下OPEC+)がオンライン形式で開催され、8月に日量64万8千バレル(b/d)の増産(減産緩和)を行うことが決定された。・・・
エジプト議会は2022/23年度(2022年7月1日から2023年6月30日)の政府予算を承認した。歳出は2兆700億エジプトポンド(14兆8,600億円)と前年度予算から13%増加し、過去最大規模となった。歳入は1兆5,200億エジプトポンドで前年度予算比プラス11%であった。その結果、財政赤字は5,500億エジプトポンドに拡大したが、財政赤字のGDP比率は6.1%とほぼ前年度なみにとどまった。・・・
6月26日、EUのボレル外交安全保障上級代表はテヘランで、アブドッラーヒヤーン外相および国家安全保障最高評議会(SNSC)のシャムハーニー事務局長と会談した。その結果、EUが仲介する米国とイランの間接交渉が、「ペルシャ湾岸のいずれかの国」において近く実施されることが決まった。ボレル上級代表によれば、もしこの協議で米国とイランの歩み寄りが見られれば、2021年4月以来ウィーンで続けられてきたイランと「P4+1」との交渉が再開される予定である。「数日以内にも」開始予定と発表された米・イラン(間接)協議の開催国としては、オマーンやカタルの名が上がっているが、今回はカタルで実施される可能性が高いとも報じられている。・・・
サウジアラビアのムハンマド皇太子は6月21日にエジプト、22日にヨルダン、トルコを訪問し、各国首脳と会談を行った。また、6月26日にはイラクのカーズィミ首相がサウジアラビアを訪問し、ムハンマド皇太子と会談した。エジプト、ヨルダン、イラクの3か国は、7月16日にサウジアラビアが主催し、バイデン米大統領も参加する予定のサミットへの参加予定国である。・・・