リポート
イラク北部でトルコ軍とPKKの戦いが増加
イラク・クルディスタン地域(KRI)の山岳地帯でトルコ軍とクルディスタン労働者党(PKK)との戦闘が再び増えている。ペシュメルガとPKKの衝突も発生した。スレイマニヤ県ではドローン等による個人が標的となるケースも目立ち、背後にPKKと一定の関係を保つクルディスタン愛国同盟(PUK)とトルコの関係が絡む。・・・
イラク・クルディスタン地域(KRI)の山岳地帯でトルコ軍とクルディスタン労働者党(PKK)との戦闘が再び増えている。ペシュメルガとPKKの衝突も発生した。スレイマニヤ県ではドローン等による個人が標的となるケースも目立ち、背後にPKKと一定の関係を保つクルディスタン愛国同盟(PUK)とトルコの関係が絡む。・・・
8月10日、米国家安全保障会議(NSC)のワトソン報道官は、イランで収監されていた米国人5人が刑務所を離れ、自宅軟禁下に移されたと発表した。8月11日未明、イラン外務省は声明を発表し、「韓国で凍結されていたイランの資産が解放されることになり、この件に関し、イランは米国から保証を得た」と明らかにした。米・イラン間の囚人交換をめぐっては、カタルとオマーンの仲介を得た交渉が進められてきたが、このたび交渉がまとまり、米国人5人の刑務所から自宅軟禁下への移送は、両国間の合意実現に向けた第一歩、との位置づけにあるようである。・・・
サウジアラビアは8月5日、ジェッダでウクライナ紛争に関する安全保障顧問の会合を開催、サウジ側の発表によれば、米国、中国、ウクライナ、日本などを含む、40カ国以上の代表が参加した。同会合は6月下旬にデンマークのコペンハーゲンで開催された安全保障関係者の会合に続くものである。サウジ国営通信によれば、参加者は国際的な協議を継続し、意見交換を行うことの重要性で合意したという。・・・
8月7日、日本を訪問したイランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は林外相と会談を行い、ほかにも岸田首相を表敬し、加藤厚労相とも会談を行うと報じられている(出所:ISNA)。アミールアブドッラーヒヤーン外相はまた、東京で記者会見に臨み、記者たちの質問に答えており、ISNAが報じるところによれば、会見の概要は以下のとおりである。・・・
8月3日、テロ組織イスラーム国ISは、アブー・フザイファ・アンサーリー報道官の録音声明をインターネット上に公開、アブルフセイン・フセイニー・クラシー指導者の死亡と、新指導者としてアブー・ハフス・ハーシミー・クラシーの就任を明らかにした。ただし、現時点では新指導者の経歴やアブルフセイン前指導者の死亡の背景など、不透明な点が多い。・・・
2023年8月4日、OPEC(石油輸出国機構)プラス(以下OPEC+)の第49回合同閣僚監視委員会(JMMC)会合がオンラインで開催され、これまでに合意している生産方針を維持することを確認した。また、サウジアラビアは会合に先立って日量100万バレル(b/d)の減産を9月も継続することを発表した。・・・
妥当性に基づく裁判所の審理権限をはく奪 イスラエル連立与党が推進する司法制度改革の動きで初めてとなる法案が7月24日、国会を通過・成立した。「基本法:司法」を改定し、裁判所が「妥当性」を根拠に内閣や閣僚などによる決定を審理し無効化することを禁じる条項が盛り込まれた。イスラエル各地で激しい反対デモが続く中、23日朝からの連続審議の末、与党側が採決に踏み切った。連立6党の議員64人全員が賛成した一方、野党議員全員が採決をボイコットした結果、反対ゼロという異例の事態となった。・・・
アルジェリアのテブーン大統領は、17日から21日まで中国を公式訪問し、習近平国家主席や李強首相ら要人と会談した。国交樹立65周年を迎え、両国は政治・経済関係をさらに強化させようとしている。・・・
トルコのエルドアン大統領は7月17-19日の3日間、サウジアラビア、カタル、アラブ首長国連邦(UAE)3カ国を歴訪した。海外からトルコへの投資が細る中、大統領は各国からの投資を呼びかけ、貿易やエネルギー、防衛産業などに関する数々の覚書を締結した。・・・
イスラエルのヘルツォッグ大統領は7月18日、ホワイトハウスでバイデン大統領と会談し、翌19日には米議会上下両院合同会議で演説した。ヘルツォッグ大統領のホワイトハウス訪問や米議会での演説は、米国のメディアにも大きく取り上げられた。米・イスラエル関係の重要性を考えると当然といえるが、象徴的・儀礼的な役割しか担っていないイスラエル大統領の動向が盛んに注目された背景には、バイデン政権とネタニヤフ政権との異例ともいえる関係冷え込みが強く作用している。・・・
チュニジアを目指す移民の増加 チュニジアから地中海を渡り欧州を目指すサブサハラ・アフリカ出身の移民が急増している。UNHCRによると、地中海を越えてイタリアに入国する密航者は2023年6月25日時点で約6万人となり、前年同期の2.3倍に増加した。また、これまではリビアが最も主要な経由地であったが、2023年はチュニジアから出発する密航者が4月末までに約2万5000人にのぼり、全体の6割を占めるまでになった。この数字は前年同期の11倍という爆発的な増加である。・・・
湾岸諸国を歴訪中の岸田文雄首相は、7月17日にUAEを訪問し、翌18日にはカタルを訪問し、それぞれで首脳会談を行った。前日16日には訪問先のサウジアラビアでムハンマド・サウジ皇太子との会談が行われ、エネルギー分野を中心に二国間関係を強化した(参考:近藤重人「サウジアラビア:岸田首相が日本の首相として3年半ぶりに訪問」中東研ニューズリポート、2023年7月17日配信)。今回の首相訪問により、日本は湾岸諸国における外交的・経済的な関与を拡大しようとしている。・・・
7月13日から15日にかけて、リビア南西部のフィール(Feel)およびシャラーラ(Sharara)を含む複数の油田が、地元の部族勢力により一時閉鎖された。リビアの原油生産量は2011年の内戦以降で最高水準にあるものの、依然として政治・治安情勢の影響を受けやすい状況が浮き彫りになった。・・・
岸田首相とサウジアラビアのムハンマド皇太子は7月16日、首脳会談においてクリーンエネルギー協力のための「日・サウジ・ライトハウス・イニシアティブ」を立ち上げることで合意した。同イニシアティブは今後の発展次第では、世界の気候変動対策の方向性に大きなインパクトを与える可能性がある。・・・
岸田首相が7月16日、日本の首相として3年半ぶりにサウジアラビアを訪問した。今回の訪問はUAE、カタルを含めた中東歴訪の一環である。前回の2020年1月の安倍首相の訪問時からエネルギー・国際情勢が大きく変容し、両国関係のアップデートが必要とされていた。詳細がすべて明らかになっている訳ではないが、訪問ではエネルギー・経済・外交面で大きな成果を残したと考えられ、成功であったと評価できよう。・・・
イスラエルのネタニヤフ首相は7月5日、イスラエルとロシアの二重国籍の研究者エリザベス・ツルコフ(36歳。)がシーア派民兵のヒズブッラ旅団に拉致されて数カ月前から行方不明になっていることを明らかにした。ツルコフは生存しているとして、イラク政府に彼女の身の安全を確保するよう求めた。イラク政府のバーセム・アワーディ報道官も翌6日、イラク政府が事件を公式に調査している旨、認めた。・・・
7月12~13日にかけて、イランのライースィー大統領は、アフリカのケニア、ウガンダ、ジンバブエの3カ国を訪問した。ライースィー大統領はそれぞれの訪問先において、イランとの2国間関係のさらなる拡大を呼びかけた。・・・
北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を直前に控えてスウェーデンの加盟に難色を示すトルコへの説得が続くなか、スウェーデンのストックホルム地方裁判所がクルディスタン労働者党(PKK)の資金集めにかかわったとしてトルコ国籍のクルド人に有罪判決を言い渡した。6月1日に施行された「テロリスト犯罪法」に基づいて行われた初の判決という。・・・
7月5日、米海軍中央司令部は声明を発表し、同5日、米海軍は2度にわたり、オマーン沖の公海で、イラン海軍の艦艇によるタンカー拿捕の試みを阻止したことを明らかにした。・・・
7月4日、インドが議長国としてオンラインで開催した第23回上海協力機構(SCO)首脳会議において、イランが9か国目として正式に加盟した。2005年にSCOに参加するようになってから18年を経て悲願がかなった形だ。・・・