リポート
在ヨルダン・イスラエル大使館襲撃事件:背景にエルサレムでの緊張か
ヨルダン人2人死亡、イスラエル人1人重傷 ヨルダンの首都アンマンにあるイスラエル大使館の入ったビル内で7月23日、銃撃事件が発生した。ヨルダン治安当局の発表によれば、事件でヨルダン人2人が死亡し、イスラエル人1人が重傷を負った。 イスラエル政府は今のところ声明などを発表しておらず…
ヨルダン人2人死亡、イスラエル人1人重傷 ヨルダンの首都アンマンにあるイスラエル大使館の入ったビル内で7月23日、銃撃事件が発生した。ヨルダン治安当局の発表によれば、事件でヨルダン人2人が死亡し、イスラエル人1人が重傷を負った。 イスラエル政府は今のところ声明などを発表しておらず…
カタルのタミーム・ビン・ハマド首長は7月21日、国営カタルTVを通じて演説を行い、カタル危機について初めて言及した。サウジアラビア、UAE、バハレーン、エジプトなどアラブ・イスラーム諸国が6月5日から相次いでカタルとの外交関係を断絶して以降、カタルの公式見解のほとんどは外務大臣や…
サウジアラビアのサルマーン国王は7月20日、勅令を発布し、国家安全保障庁の設置を命じた。同庁は国家安全保障や治安に関わる政府機関(捜査総局、特別治安部隊、特別緊急展開部隊、航空安全局、技術問題総局、国家情報センターなどの関連部署)を集約したもので、首相(国王)の下におかれる。 新…
7月19日、トルコのユルドゥルム首相はエルドアン大統領との会談後、内閣改造を発表した。トルコでは憲法改正に関する国民投票を経て5月にエルドアン大統領が公正発展党(AKP)に復党したことから内閣改造が見込まれていた。 今回発表された内閣改造では、副首相5人のうち4人が入れ替わった。…
アバーディ首相は7月9日にモスル入りし、10日夕刻、旧市街でモスル解放を宣言した。これにより、2016年10月から9ヶ月に及んだモスルにおける対「イスラーム国」(IS)軍事作戦は終了したことになる。首相はモスルではイラク軍や連邦警察などの治安関係者や、ニナワ県のノファール県知事ら…
7月3日、テヘランで、イラン国営石油会社(NIOC)と仏Totalの主導するコンソーシアムとの間で、サウスパルス・ガス田(可採埋蔵量:13.5兆m3、出所:Arab Oil & Gas Directory 2015)の第11フェーズの開発契約が締結された。コンソーシアムを構成する…
アラブ諸国による対カタル断交は、発生から1カ月が過ぎた。カタル政府は7月3日、サウジアラビア、UAE、バハレーン、エジプトの4カ国から提示された13項目の要求について、クウェートを通じて回答したが、事実上合意に達することができなかった。4カ国の外相は7月5日、この問題についてカイ…
7月3日、テヘランで、イラン国営石油会社(NIOC)と仏Totalの主導するコンソーシアムとの間で、イラン最大のサウスパルス・ガス田の第11フェーズの開発契約が締結された。コンソーシアムを構成するのはTotalと中国CNPCIおよびイランのPetroparsの3社である(比率はT…
紅海二島返還の批准 6月24日、スィースィー大統領はティーラーン島・サナーフィール島の二島をサウジアラビアへ返還する両国間合意を批准した。ティーラーン島とサナーフィール島は、紅海とアカバ湾を隔てるティーラーン海峡の紅海寄りに浮かぶ無人島である。エジプト領シナイ半島から5~6kmの…
モスル攻防戦が続くイラクで、追い詰められた「イスラーム国」(IS)は6月21日、旧市街のヌーリ大モスクとハドバ・ミナレットを爆破した。2014年6月のISによるモスル制圧後、翌月にその指導者バグダーディが姿を現して金曜礼拝の説法を行ったことで一躍有名になったこのモスクは、モスル市…
対カタル断交問題は新たな局面を迎えている。クウェートは6月22日、サウジアラビア、UAE、バハレーン、エジプトの4カ国からの要求リストをカタルに提示した。13項目にのぼる要求には、イランとの外交関係の縮小やテロ支援の中止、アル=ジャズィーラの閉鎖などが含まれている。4カ国からの要…
サウジアラビア国営通信は6月21日、サウジアラビアのサルマーン国王が勅令を発布、ムハンマド・ビン・ナーイフ皇太子を皇太子および副首相・内相の地位から解任、ムハンマド・ビン・サルマーン副皇太子を皇太子および副首相に任命すると報じた。ムハンマド・ビン・サルマーン新皇太子は国防相の地位…
既報の通り、サルマーン国王は6月21日、ムハンマド・ビン・ナーイフ皇太子を解任し、ムハンマド・ビン・サルマーン副皇太子を皇太子兼副首相に任命した。国王による皇太子や副皇太子の任命を承認する機関で、王族で構成されている忠誠の誓い委員会は、34人中31人がムハンマド・ビン・サルマーン…
サウジアラビア国営通信は6月21日、サウジアラビアのサルマーン国王が勅令を発布、ムハンマド・ビン・ナーイフ皇太子を皇太子および副首相・内相の地位から解任、ムハンマド・ビン・サルマーン副皇太子を皇太子および副首相に任命すると報じた。国防相の地位はそのまま維持する。
同時テロに対する報復攻撃を実施 6月18日夜、イランの革命防衛隊(IRGC)の航空宇宙部隊は、シリア東部のデイラッズールに向けて複数の中距離弾道ミサイルを発射した。革命防衛隊発表の声明によると、イラン西部のケルマーンシャー州、およびコルデスターン州の基地から発射されたミサイルは、…
中東・アフリカなど14カ国によるカタルとの外交関係断絶・格下げ問題は発生から一週間がたち、包囲網は厳しさを増している。問題発生直後からクウェートが仲介役として名乗りを上げ、解決に向けた話し合いを進めているが、未だに解決の糸口が見えてこない。むしろ、サウジアラビアやUAEを中心とす…
6月9日、ムアンマル・カッザーフィーの次男サイフ・アル=イスラームが釈放されたとの声明が発出された。サイフ・アル=イスラームを6年間にわたって拘束していたリビア西部の都市ジンターンの民兵組織「アブーバクル・シッディーク部隊(Abu Bakir Siddiq Brigade)」の司…
ニナワ県西部で人民動員隊のシーア派武装組織が存在感を強めている。クルドのヤジディ教徒が多いシンジャールでは、これまでクルディスタン地域政府とPKKが覇権を競っていたが、イランをバックにしたシーア派武装組織の勢力伸張はトルコをも刺激する。国境のシリア側を支配するクルド勢力との関係も…
7日にテヘランで発生し、合計で12名が犠牲になった2件のテロ攻撃に関し、ISは公式声明を発表し、「イランの多神教徒」へのさらなる攻撃を誓った。その声明の仮訳は以下のとおりである: 速報:特攻隊員(インギマーシーイーン)5人が、テヘランの多神教国会建物と死せるホメイニ廟を襲撃 ファ…
カタルと周辺アラブ諸国の対立が続く中、トルコ国会は6月7日、カタルへの派兵案を賛成多数で可決した。 サウジアラビアなどアラブ諸国がカタルとの外交関係断絶を発表した直後、トルコ政府は双方に対話を呼びかけるなど慎重な姿勢を示していたが、エルドアン大統領は6日、カタルに対する制裁を批判…