リポート
米国はイラン産原油の輸入を「ゼロにする」ことを要請
6月26日、米国務省は記者会見において、米国は11月4日(注)までにイランからの原油輸入を「ゼロにする」ことを、欧州とアジアの同盟国に対し求めていることを明らかにした。記者会見を行った国務省担当官は、イランの原油輸出をゼロにすることを米国は安全保障上の最重要課題と位置づけており、…
6月26日、米国務省は記者会見において、米国は11月4日(注)までにイランからの原油輸入を「ゼロにする」ことを、欧州とアジアの同盟国に対し求めていることを明らかにした。記者会見を行った国務省担当官は、イランの原油輸出をゼロにすることを米国は安全保障上の最重要課題と位置づけており、…
大統領選挙と議会総選挙を終えたトルコは、これから新しい時代を迎える。議院内閣制に代わり実権型大統領制が導入されるだけではなく、大規模な省庁再編も行なわれる。本リポートでは今後の政治日程を確認し、省庁再編の要点を概観する。 今後の政治日程 トルコの高等選挙委員会は異議申し立てを審査…
6月14日に発生したリビア東部の油田地帯での戦闘において、ハリーファ・ハフタル率いる「リビア国民軍」は石油ターミナルの大部分を制圧し、民兵組織「石油施設防衛隊」などの武装勢力をほぼ掃討した。しかし、ハフタル勢力は、制圧した石油施設の管理権をリビア政府ではなく、国際的に承認されてい…
Saudi Aramcoとアブダビ国営石油ADNOCは6月25日、インドのマハラシュトラ州、ムンバイの南340kmに位置するラトナギリでの統合精製・石化プラントの開発に共同参加する枠組協定に調印した。統合プラントは石油製品が120万バレル/日、石油化学品が1800万t/yの生産能…
運転解禁 サウジアラビアで6月24日、女性の自動車運転が解禁された。サウジアラビアではこれまで女性は自動車運転免許を付与されておらず、事実上女性による自動車運転が禁止されていたが、昨年9月、サルマーン国王が特別命令を発出、女性への自動車運転免許付与を許可するよう命じていた。 6月…
6月24日、トルコでは大統領選挙と議会総選挙が行なわれ、同日夜、現職のエルドアン氏が大統領選挙における勝利を宣言した。議会総選挙でも与党主導の「人民連合」が過半数300議席を超える342議席を獲得するとみられる。今回の選挙結果は短期的には政治的安定性を高めると考えられるが、長期的…
6月21日、中国商務省の高峰(Gao Feng)報道官は定例記者会見において、中国企業はイラン市場から撤退するのかと尋ねられ、「中国はイランとの通常通りの関係を維持していく」と述べた。 米国政府はトランプ大統領の核合意(JCPOA)からの離脱(5/8)、およびポンペオ国務長官の「…
グローバルな株価指数を編纂するMorgan Stanley Capital International(MSCI)は6月20日、サウジアラビアの証券取引所(Tadawul)のステータスを、未開拓市場(Frontier Market)から新興市場(Emerging Market)に…
6月14日に発生したリビア東部の油田地帯での戦闘は、当初の予測に反して現在も継続している模様である。戦闘によってリビアの原油生産量は100万超b/dから60万~70万b/dにまで落ち込んだ。これを一因として、ブレントおよびWTI価格は上昇しており、グローバルな石油市場にも影響を与…
6月24日に行われる大統領選・国会総選挙でクルド票の動向がカギとなりそうだ。とくに総選挙では東南部のクルド人が多い地域でクルド系政党が足切りの得票率10%を超えられるか否かで与党公正発展党の議席獲得数が大きく変わるためだ。 議会選挙 今回から選挙の政党連合が認められることになった…
マドゥブーリー新内閣発足 6月6日、シャリーフ・イスマーイール首相はスィースィー大統領に辞表を提出した。翌日、スィースィー大統領はムスタファー・マドゥブーリー住宅相に組閣を命じた。エジプトでは、大統領の新任期に合わせて、新内閣も発足することが「慣例」となっている。 6月14日、マ…
6月15日、仏ルノーのCEOを務めるカルロス・ゴーン氏は、パリで開催された株主総会において、ルノーは引き続きイランにとどまる意向であることを明らかにした。ゴーン氏は、「ルノーはイランにおける事業の大幅な縮小を余儀なくされるが、イランには留まる」、「イランの市場には未来があり、留ま…
6月14日朝(現地時間)、リビア東部の油田地帯を民兵組織「石油施設防衛隊(Petroleum Facilities Guards: PFG)」が攻撃し、ハリーファ・ハフタル率いる「リビア国民軍」との間で戦闘が発生した。戦闘により原油貯蔵施設が損壊し、石油積み出し港の操業も停止した…
アゼルバイジャンの天然ガスをジョージアおよびトルコ経由でヨーロッパへ運ぶアナトリア横断天然ガスパイプライン(TANAP)の一部が開通し、6月12日、トルコ西部のエスキシェヒルで開通式典が開催された。式典にはエルドアン大統領、アゼルバイジャンのアリエフ大統領、ジョージアのマルグヴェ…
2018年6月13日(水)の英国サマータイム14:30(日本時間同日夜)に、BPはStatistical Review of World Energy 2018を発表した。これには、原油、天然ガスについて、2017年末時点での国別の可採年数(R/P ratio)も記載されているが…
トルコの首脳陣がイラク北部にあるPKK本拠地への大規模な軍事攻撃が間近との発言を繰り返している。越境空爆を主とするこれまでの作戦と異なるのは、イラク・クルディスタン地域の山岳地帯に基地をつくり、地上軍の進軍路を切り開いていることだ。 イラク北部への越境作戦 クルディスタン労働者党…
サウジアラビアの聖地マッカで6月10日、同国のサルマーン国王、クウェートのサバーフ首長、UAEのムハンマド副大統領(ドバイ首長)、ヨルダンのアブダッラー2世国王が会談し、経済危機に瀕しているヨルダンに対し25億ドルの支援を決定した。会議のコミュニケによると、支援は①ヨルダン中央銀…
2017年6月5日に発生した、サウジアラビア、UAE、バハレーン、エジプトを中心とする中東・イスラーム諸国による対カタル断交(カタル危機)からちょうど一年が経過した。「カルテット」と呼ばれる上記の4カ国は、カタルがテロを支援したり、域内秩序を乱しているとし、同国に対して圧力をかけ…
大統領就任式 6月2日、スィースィー大統領はエジプト憲法144条の規定に従い、代議院(日本の国会に相当)において2期目の就任宣誓を行った。宣誓式には、アリー・アブドゥルアール議長ら代議院議員の他に、イスマーイール首相を筆頭に諸閣僚、アズハル総長アフマド・タイイブ、コプト正教会総主…
サウジアラビアのサルマーン国王は6月2日、省庁再編、人事関係で多数の勅令を発布した。勅令の番号は217/a号から240/aで、新しい政府機関の設置や人事異動が中心になっている。文化、経済面で特に動きが見られ、ムハンマド皇太子が進める改革を後押しする人事となっている。 主なものとし…