リポート
イスラエル:ネタニヤフ首相が連立協議を開始
イスラエルのリブリン大統領は4月6日、ネタニヤフ首相(リクード党首)を次期首相候補に指名した。これを受けネタニヤフ氏は公式に連立協議を開始した。協議期間は28日間だが、その間に政権を樹立できなかった場合、14日間の期間延長を大統領に要請できる。 ただリブリン大統領が「どの(首相)候補も政権を樹立できる実際的な可能性を持っていない」と述べたように、連立協議の難航は必至とみられている。・・・
イスラエルのリブリン大統領は4月6日、ネタニヤフ首相(リクード党首)を次期首相候補に指名した。これを受けネタニヤフ氏は公式に連立協議を開始した。協議期間は28日間だが、その間に政権を樹立できなかった場合、14日間の期間延長を大統領に要請できる。 ただリブリン大統領が「どの(首相)候補も政権を樹立できる実際的な可能性を持っていない」と述べたように、連立協議の難航は必至とみられている。・・・
2021年4月6日、UAEの連邦原子力公社(Emirates Nuclear Energy Corp、ENEC)は、アブダビで準備が進められているバラカ(Barakah)原子力発電所の1号機が商業運転を開始したことを発表した。 アブダビ首長国の西方、アル=ダフラ地域に所在するバラカ原子力発電所は、湾岸地域初の原子力発電所として2008年より計画が進められてきたものである。同発電所はそれぞれ1400メガワット(MW)の能力を持つ4基の原子炉で構成される。・・・
ヨルダンの国営通信社「ペトラ」は4月3日に複数の元高官が治安上の理由から逮捕されたと報じた。同日、王弟ハムザ王子(41、前皇太子)がBBCにビデオ映像を提供し、自らが軟禁状態に置かれていることを明らかにした上で、現政府の腐敗、無能と、国内の抑圧状態への非難を述べた。・・・
4月3日、革命防衛隊政治局のジャヴァーニー副司令官は、「革命防衛隊は来る大統領選挙において、特定の候補者を支持することはしない」、と述べた。6月18日に予定されているイランの次期大統領選をめぐっては、すでに複数の人物が名乗りを上げるか立候補の可能性が取り沙汰されており、その多くが革命防衛隊の関係者である。・・・
2021年4月1日、石油輸出機構(OPEC)と非OPECの第15回閣僚級会合(OPECプラス)がウェブ会議の形式で開催され、現在実施している協調減産について、5月から7月に減産幅を段階的に緩和することが決定された。OPECプラスは毎月の閣僚級会合で翌月の生産量を協議する仕組みを継続し、各月日量50万バレル(b/d)以下の調整を行うとしている。前回(2021年3月)の会合においてOPECプラスは減産緩和に慎重な姿勢を示したが、今回は需要回復への対応を重視したものと考えられる。・・・
イラク議会は3月31日、遅れていた2021年度予算法案をようやく可決した(イラクの財政年度は1月開始)。2020年度予算は2019年末に首相が辞任した影響で成立しないままだったので、2年ぶりの予算制定となった。・・・
3月29日、スエズ運河で座礁事故を起こしていたコンテナ船「エバーギブン(Ever Given)」の離礁作業が成功した。スエズ運河庁(SCA)によると、エバーギブンは離礁作業によって進行方向(北側)に向かって再浮上し、離礁に成功した。その後、同船はタグボートに曳航されて現場から移動を開始し、運河の中間地帯にあるグレートビター湖へ向かって北上を始めた。・・・
中国の王毅外相は3月24日、中東歴訪の1カ国目としてサウジアラビアを訪問した。NEOMではムハンマド皇太子と会談、二国間協力、地域・国際情勢について協議した。中国はこの訪問を自国の立場を表明する機会として積極的に活用したが、本訪問に関するサウジ側の発表や報道は少なかった。また、同外相はサウジ訪問後、トルコを経てイランも訪問しているが、同国で締結する25年協定に対するサウジ側の懸念を予め解消しておくことも1つの目的であったのだろう。・・・
3月26日、エジプト中南部(上エジプト地方)ソハーグ県内の国鉄路線で列車衝突事件が発生した。同日、エジプト保健省は32人死亡、百人以上負傷と発表した。翌日、ハーラ・ザーイド保健相は会見で、死者は「少なくとも16人」、負傷者は185人に訂正した。重傷者の中には集中治療を受けるために設備の整ったカイロへ移送された者も複数いる。・・・
3月23日、スエズ運河を航行中のコンテナ船「エバーギブン(Ever Given)」が座礁した。船舶位置情報サイト「Marine Traffic」を見ると、事故現場はスエズ湾側から運河に入って15kmほど北上した地点である。事故の原因は砂嵐による視界不良と突風と報じられている。・・・
2年間で4回目となるイスラエルの総選挙は3月23日に行われた。出口調査によれば、親ネタニヤフ、反ネタニヤフそれぞれの勢力の予想獲得議席数は合計で60対60と完全に同数か、59対61と反ネタニヤフ勢力が親ネタニヤフ勢力をわずかに上回っている。過去3回の選挙と同様に結局、勝者がはっきりしない結果となり、これから行われる連立政権樹立協議は極めて難航しそうだ。・・・
サウジアラビアのフェイサル外相は3月22日、イエメン危機を終焉し、包括的な政治解決をもたらすことを目指した新たな和平案を発表した。同案には次の事項が含まれるとのこと。 ・ 国連監視下におけるイエメン全土での停戦 ・ ホデイダに関するストックホルム合意に従い、石油デリバティブを輸送する船舶からの税金・関税収入を、ホデイダのイエメン中央銀行の共同口座に預金すること・・・
Saudi Aramcoは3月21日、2020年1-12月の決算を発表した。それによると純利益は490億ドルで、前年同期比では44%減少した。 アミン・ハッサン・ナーセル社長兼CEOは、「新型コロナウイルスの影響がグローバルな経済全体に及ぶなか、我々は資本と運営の効率性に集中した。その結果、財務状態は堅調さを維持し、2020年には750億ドルの配当を宣言した」とした。・・・
3月19日、イスタンブルでアイマン・ヌールが興味深い発言をした。彼はエジプトの世俗主義政党「ガド(明日)党」の創設者・初代党首であり、2005年のエジプト大統領選挙では次点になったこともある。2013年のクーデタ(6月30日革命)後にトルコへ亡命し、現在はイスタンブルを拠点に活動している。ムバーラク政権期のエジプトを知る者にとっては、久々に聞く懐かしい名前である。・・・
エルドアン大統領は3月20日未明、トルコ中央銀行人事に関する大統領令を発令し、昨年11月に任命したばかりのナジ・アーバル総裁を解任した。後任には与党・公正発展党(AKP)の元国会議員で経済学者のシャハプ・カヴジュオール氏を任命した。・・・
2021年3月10日、リビアの立法機関である代表議会(HoR)は、新政府「国家統一政府(Government of National Unity: GNU)」およびダバイバ首相率いる新内閣を承認した。12月予定の大統領・議会選挙までの任期となるが、政治プロセスの進展、域内和解の促進、治安の安定化が課題となる。・・・
3月6日、スィースィー大統領はスーダンの首都ハルトゥームを訪問し、アブドゥルファッターフ・ブルハーン・スーダン主権評議会議長と会談した。スィースィー大統領のスーダン訪問は、2019年のバシール政権崩壊後で初めてとなる。今回の訪問は、スーダン政府の招待に応じた公式訪問であった。なお、両首脳の会談は2020年12月にカイロで開催されて以来である。・・・
石油輸出機構(OPEC)と非OPECの第14回閣僚級会合(OPECプラス)が2021年3月4日ウェブ会議の形式で開催され、4月の原油生産体制について、概ね3月の減産幅をロールオーバー(維持)することで合意した。・・・
トルコのエルドアン大統領は3月1日、閣議後の会見で新型コロナウイルス感染拡大防止のための規制を部分的に緩和すると発表した。たとえば、感染リスクが「最も深刻」な県をのぞき、喫茶店やレストランなどを含む飲食店は日中の店舗営業が認められることとなった。ただし夜間の外出禁止措置は全国一律で継続される。・・・
国際刑事裁判所(ICC、ハーグ)の検察局トップ、ベンスーダ検察官は3月3日、ガザ地区での軍事行動や東エルサレムを含むヨルダン川西岸での入植活動に関し、戦争犯罪の容疑で公式捜査を開始すると発表した。ICC予審裁判部は2月5日、同裁判所の管轄権が1967年以来のイスラエルの占領地に及ぶと判断していた。ベンスーダ検察官の今回の決定は、予審部のこの判断に基づいている。・・・