掲載日:2023年03月03日

中東研ニューズリポート

エジプト:「関係改善外交」へ積極的姿勢

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「関係改善外交」を推進するエジプト


 スィースィー政権は2013年のクーデタ直後から、サウジアラビア・UAE・クウェート・バハレーンなど湾岸諸国との友好関係を軸に域内外交を推進してきた。一方、ムスリム同胞団出身のムルスィー政権と親密な関係を保っていたトルコ・カタルとの関係は冷却化し、カタルとは外交関係断絶にまで至った。また、2011年から内戦状態へ陥ったシリアについては、アサド政権に批判的な立場をとったため、エジプト・シリア関係は冷却化した。しかし、近年はこれら域内3ヶ国との関係改善へと大きく舵が切られている。この「関係改善外交」の流れを反映する動きが、シュクリー外相のシリア・トルコ訪問、マドゥブーリー首相のカタル訪問でさらに顕著となった。・・・

執筆者

横田 貴之

カテゴリー

政治

地域・テーマ

エジプト, シリア, トルコ, 北アフリカ

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