坂梨 祥 (さかなし さち)

研究理事、センター長

専門分野・担当国

イラン

紹介

現代イラン政治を専門としています。豊かな歴史を持つイランという国は、今日ではイスラームという宗教に根差すとされる政治体制の下に置かれています。21世紀の今日において宗教によって統治を正当化する体制がどのような政治運営を行っているか、そしてイラン社会はこの体制にどのように対応しているのか、ということに関心を持っています。

大学院で国際関係論と中東イスラーム研究を修め、その後イランの首都テヘランの日本大使館において専門調査員として2年ほど勤務しました。イランでの勤務経験は、様々な驚きの連続で、イランという国の政治、社会、経済など様々な側面を理解するにあたり、安易な決めつけは通用しないということを繰り返し学びました。

日本エネルギー経済研究所中東研究センターではイランの政治に加え経済・エネルギーに関する調査研究業務にも携わり、イランおよびイランを取り巻く国際情勢の多角的な分析に努めてきました。今日のイラン情勢をめぐっては、これまでのイランとの関わりに基づき短い論考をまとめましたが、これからもイラン政治の研究を深めていきたいと考えています。

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