深沢 幸治(ふかざわ こうじ)

研究主幹

専門分野・担当国

アラブ首長国連邦、カタル、オマーンを主とするGCC諸国のエネルギー情勢
OPEC及および国際石油市場動向

紹介

これまで石油会社で25年以上にわたって、中国事業や原油・石油製品の調達および販売など海外関連部門を中心に、様々な業務を経験してまいりました。この間、上海での中国語研修や北京駐在、米国ヒューストン駐在の機会を通じて、世界のエネルギー情勢に大きな影響を持つ両国の状況を理解し視野を広げることが出来ました。

特に、ヒューストンは米国石油産業の中心地であり、同地で石油取引に関わることが出来たことは大変得難い経験になったと感じております。また、ヒューストンのあるテキサス州は、日本の1.8倍の広大な土地、生産量が日量500万バレルを超える石油や天然ガスなど豊富なエネルギー資源を有し、名だたる大企業の本社や工場などが集まるなど、その豊かさに衝撃を受けました。

中東に関しましては、かなり以前にはなりますが、外務省中東アフリカ局で勤務した経験があります。その際に得た湾岸アラブについての知識と経験は、現在の業務にも役立っていると感じております。私は当時カタルを担当しており、同国はすでに産ガス国として発展し始めていましたが、いまや世界でも大きな存在感を示すようになっており、その発展に驚くばかりです。

これまでの経験の一部をご紹介させていただきましたが、こうしたバックグラウンドを活かして、中東のエネルギー情勢や国際石油市場動向などを中心に、分かりやすく有益な解説や分析でお伝えしていければと考えております。

1995年に早稲田大学政治経済学部を卒業し、三菱石油(現ENEOS)に入社。

2008年、上海の華東師範大学の中国語コース(1年間)を修了。

2008年から20013年まで、北京駐在。

2018年から2022年まで、米国ヒューストン駐在。

2022年4月より現職。