概要
ヨルダン軍は2月15日、東部にて電子誘導気球10機を用いた違法薬物密輸の試みを阻止したと発表した。気球はシリアから飛来したもので、気球及び積載物はヨルダン当局が押収したとのことである。アサド前政権末期の2018年頃からシリアはカプタゴンとして知られる合成覚醒剤(化学名は「フェネチリン」)の密輸を増加させ、その主要ルートの1つとしてヨルダンは国境管理に神経を尖らせてきた(柳谷あゆみ「
アラブ連盟復帰後のシリア:違法薬物を巡る動向」中東研ニューズリポート2024年3月22日配信参照)。アサド政権崩壊後、カプタゴン生産工場、貯蔵庫の破壊が進められ、違法薬物取り締まりに向けたシリアと周辺国の取り組みが強化されているものの、今でもシリアが違法薬物流通の重要な拠点のひとつとなっている様子がうかがわれる。・・・