(速報、2000.02.09)

商務省への正式な登記は完了した
Saudi Aramcoは中立地帯への投資のためアラムコ湾岸操業社を設立した

al-Riyadh, 2000.02.09, p. 3(経済面)
アキール・アル・アンズィー記者

 本紙に近い商務省筋は、Saudi Aramco社が共同操業協定に基づき、王国と兄弟国クウェートとの間で分割されている中立地帯において王国に利益を統括するところのSaudi Aramco社の100%子会社をアラムコ湾岸操業社(Aramco Company for the Gulf Operations; sharikah 'araamkuu li-al-'a'maal al-khaliijiiyah)の名称で商務省に正式に登録したことを確認した。その共同操業協定では、Saudi Aramcoの新しい子会社が共同操業における王国を代表し、日本のアラビア石油株式会社が兄弟国クウェートを代表する。

 1957年に日本側と調印した協定に基づき42年間に渡り中立地帯のサウジ側の油田に投資してきた同社の利権契約更新について、日本側との協議が頓挫した結果、これらの措置が取られた。

それを定めた合意事項に沿って、日本の「アラビア石油株式会社」が所有する全ての油田と施設が新しい「アラムコ湾岸操業社」の手に渡る。

 アラビア石油株式会社で働く推定1,300人のサウジ人従業員は全員、Saudi Aramco社の新しい子会社に所属し、新しい組織の中で全ての職業上の権利を保持する。

 新しい会社の活動は2月27日をもって実行に移され、(Saudi) Aramco社の専門家(複数)が、前の会社から接収するため石油施設の検査を実施する。


(翻訳:伊丹 和敬)