(速報、1999.10.18)

アメリカの石油会社複数が、サウジとクウェートの間で分割されている地帯にある石油利権に関心がある

リヤード発al-Hayat編集部
al-Hayat, 1999.10.18, p. 11(経済面)

 米国Occidental Oil and Gasの重役Casey Olsonは、石油部門で操業している米国の会社複数が、サウジとクウェートの間で分割されている地帯にあるサウジの石油利権に関心があることを確認した。

 Olson氏は、(サウジ政府と)日本との交渉が行き詰まったとき、彼の会社(Occidental)がサウジ政府に対して提案を行うと指摘したうえで、以下のように述べた。「我々は、アラビア石油の利権更新についてサウジ政府と日本代表団の間で行われている協議の結果を待っている」。中東歴訪の一環としてサウジ訪問を一昨日に終えた米国のWillian Daley商務長官に、米国石油会社10社の代表団が随行したとき、Olson氏は彼の会社を代表した(代表して随行した一員であった)。

 その代表団には、石油、エネルギーおよび石油化学部門で操業しているOccidentalに加えてK & M, M. S. Energyの計3社が参加した。現行の(アラビア石油の)利権は次の2月に終了する。サウジとクウェートの間で分割された地帯は、30万b/dの原油を産出する。アラビア石油の資本金は2億1400万ドルで、日本側がそのうち80%を有し、残りをサウジとクウェートが折半している。


(翻訳:伊丹 和敬)